最新情報

An aquarium. 音羽本店
営業時間 16:00 〜 20:00〈平日〉
13:00 〜 18:00〈土 日 祝〉
定休日 火曜・水曜
電話番号 03-6304-1110
メールアドレス info @ an-aquarium.com

(手順などのご案内)


2012年
2月号
1月号

2011年
12月号
3月
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ここは、An aquarium.の情報発信のページです。イベント・その他の活動の様子や新店情報、新入荷のお知らせなどを公開してゆきます。もちろん、これまで通りおさかなはアピストグラマなどのドワーフシクリッドたちと、水草やレイアウト水槽のネタが中心となります。さまざまお楽しみください!
※ 生体のお取り置き期間は「1週間以内」とさせていただいております。
 ご協力のほど、どうぞお願い申しあげます。
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 3/31(土)



音羽本店 2周年記念セール」本日初日、閉店時間が10時を過ぎて、ようやく無事終了…。これまた長い長い一日でした。今回は、事前の価格をオープンにせず店頭発表の効果ありか、オープン時の異常な混雑具合を幾分か緩和することができました。午前中からの強い風と、開店後からの雨のに見舞われ、みなさまのお越しも頃合いよく分散傾向でした。この天候にかかわらずご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

さて、明日は中日の2日目です。事前予約なしでスタートさせていただきましたので、初日のみなさま方のご利用具合を拝見していると、その選択も分散傾向です。入荷より時間がたっている分ほぼ確実にメスを出せているエリザベ人気が目立ちはしましたが、普段の即売アイテムがまだまだ残っています。随所にサプライズのサービス特価が目白押しです。ここのみなさま方のお好みに合致するかは、人それぞれではございましたが、たった3日間程度でへこたれる
An aquarium.の日常在庫の数ではございませんので、ここはどうぞご安心を。
今回はあえて店頭セール価格のweb上でのご提示はいたしませんので、ぜひ店頭にてしとうのサプライズ特価などもこっそりご堪能いただければ幸いです。

明日は普段通りの「13:00オープン」となります。さまざまお楽しみください。




 3/30(金)



たいへんお待たせいたしました。明日より、
An aquarium.の「音羽本店 2周年記念セール」が始まります。3日間限定ならびにご来店のみの限定セールを開催いたします。どうぞごゆるりとお楽しみください。
特価品はすべて店頭にてご提示いたします。誠に申し訳ございませんが、直接お越しいただきましてご堪能いただければ幸いです.今回は、事前のご予約もあえてお受けせず行います。特に明日の初日は、開店よりしばらくの間はお電話に出られないことが予想されますので、お急ぎの場合は直接店頭までお越しください。
初めてのセールスタイルをあえて企画させていただきました.混乱も予想されますが、その都度出来るだけの善処をいたします。恐縮ながら、どうぞよろしくお願いいたします!!




本日仕入れに出かけております。少しですが追加があります。

・Ap. ボレリー "パンタナール"(Sellected!!)【Argentina便/WILD】・・・・・いいです、特価です!!
・Ap. ボレリー "パンタナール"
(極上)【Argentina便/WILD】
・・・・・・・1ペアのみ。すごいです!!
・Ap. レガニ "カレイロ"
【Brazil AquaFauna便/WILD】
・・・・・・・・・在庫から。でも相当よいです!
・グリーンオトシン
(少し大きめ)【Argentina便/WILD】
・・・・・・・・・・・今回20尾のチョイス!
・チェッカーボード "オリノコ"
【Colombia便/WILD】
・・・・雌雄分かります。5尾特価でゆきますね。


今回は事前予約なしで行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。開店前に30名以上お越しの場合は、ご購入順を抽選させていただきます。念のためにこんな感じの事前準備だけご用意しております。

それでは明日の開店をどうぞお楽しみにお待ちください!!






仕入れの道すがら、幕張メッセで開催している「ジャパンペットフェア」を視察してきています。



本日は業者デイ。パシフィコ横浜で開催しているときはほぼ毎回足を運びました。今回は幕張、実は初めて幕張メッセにゆきました。マリンスタジアムのすぐとなりでした。
広い駐車場からさっそく会場へ。テトラとエーハイムがない。逆に違和感を感じる…。(笑)



一通り関係者に挨拶をして、会場全体を回りました。そして今回はその展示ブースのひとつ「神畑グループ」をみなさま方にご紹介いたしましょう。





※ キョーリンの一番できる男、村上氏。しとうの一押し。かつての東京支店長。
名刺の肩書きが変わっている。もちろんスピード出世している。それも当然のこと。





※ 神畑ブース。プラ鉢関係の展示場所。




※ ちょうどアクアライフの取材中。真ん中は編集長山口氏、そして左側が橋本カメラマン。





※ じゃ〜ん! 神畑養魚 東京支店長、荒井氏登場!!




※ 頭が切れる男、その2。30代半ばで支店長の座だ。現場に身を置きいつも良くやっている。





※ 大山氏、突然すまぬ…。(笑)





※ 舟田氏、若手陣の中での有望株だ!


さすが、やるヤツらは違う。みんないい顔している!!

ずいぶんと前からそうなのだが、会社と取引しながら、しとうは「人」を買っているのかもしれない。みなさん、これからもさらに輝いていてくださいな!!こっちはこっちで、しっかりやることやっておくんでね。

おっと、画像からもれたヒト、すまぬ。ってか、載ってる方の方々に来週にもさっそくしかられそうではありますが…。来週こそはしっかり仕入れで銭を落とすんで、許してな。(笑)






明日のセール初日にお披露目、しとうチョイスの便利アイテム、また少しラインナップの追加!!

まずはこれ。


【 遮光ビン 】
※ 左は茶褐色の半透明。右は真っ黒完全遮光。用途はエルバージュなどの粉の薬保存容器として。
もしくはブラインエッグの保存ケースとして使えます。小銭で買えるのでお好みでチョイスください。





【 換水用ボトル 】
An aquarium.店頭販売限定商品!! 》
※ 似たようなものがホームセンターなどで売っています。Anでご用意したのは厚手の高級版。
もちろん永久使用を目指しています。3リットルと5リットル用の2種類ご準備しました。
ここに水道水とKHマイナスを入れて水槽に注ぎます.蛇腹の口を取り外した方が楽です。
(先日ご紹介の「AquaZooM」開店当初、シール張って売っていたものの少し高級版。)



いずれもあまり多くはございませんが、セール初日にご準備完了です。これらも継続的に販売する予定ですので、今後さまざまご堪能ください!!




 3/29(木)



明日の金曜日のスケジュール、意外にハードです。仕入れにジャパンペットフェア視察、そして発送業務にセール準備と、あわただしく過ぎ去ってしまいそう…。毎度のことですが、しっかりこなしておきます。

セール初日の「3/31」の土曜日は、東武の店長角谷を召集して、専属レジ打ち部隊として配備完了。今回もしとうがひとりですべてのお客さまのお相手をさせていただきます。それとまたお願いなのですが、店前駐車場は開店前のみなさまの待避場所として利用させてください。近隣の方々にご迷惑なってしまわぬよう、開店後に駐車スペースを解放させていただきます。お車でお越しのみなさま、初日のみご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

開店前からお店の前でお待ち予定のみなさまへ、11:30の時点で30名を超えてしまった場合には、抽選によりご注文の順番をくじ引きさせていただき、開店後に番号の若い方から順にお相手させていただきます。早朝からお越しいただいても、今回はあまりメリットがありません。ほどほどのお時間にお集まりいただければ幸いです。
過去3回ほどのセールのパターンを振り返りますと、開店直後にお越しの場合は、普通に2時間待ちというケースがございました。今回は、あらかじめセール特価をご提示せずに開催初日を迎えるスタイルを取らせていただきましたので、さほど混み合わないであろうと想定しておりますが、ここはまったくみなさまの動向が読めません。まったくもって、どうしたらよいのでしょうか。どうかみなさん、お知恵をお貸しください…。(泪)

初日の「3/31」は12時開店です。翌日以降は通常営業時間となります。閉店時間は、みなさまのご満足度合いにより日々変動します。心ゆくまでこの3日間をご堪能ください。Anのお誕生日セール、心よりお待ちしております。




 3/28(水)



発送でのご利用のみなさまへ、今回のセール前のお届けは3/31着はお受けすることができます。「2周年記念セール中」は発送業務の履行が困難です。4/1〜4/3着のご指定でのお荷物をお受けすることができません。まことに勝手ながらどうぞご了承くださいませ。また、セールをまたいでのご予約もお受けしないようにしています。セール中に分けてしっかりストック管理しておく自信がありません。安請け合いをして返ってご迷惑をおかけすることになりそうですので、セール前の発送、セール後のご予約というスタイルで、どうぞよろしくお願いいたします。
九州地区のみなさまはセール前のご注文に際しましては、明日までのご予約で「4/1着もしくは4/2着」にてご利用が可能です。

ご来店予定のみなさまへ、セール前は明日の木曜日が最終日です。金曜日はセール準備のために臨時休業させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。あとは土曜日12時より「2周年セール」がいよいよスタートいたします。ここは存分にお楽しみください。


そして申し訳ないことなのですが、今回からのセール中に限りましては「雌雄の保証をいたしかねます」。販売に偏ってしまうサービス期間、やはりどうしても精度が落ちてしまいます。入荷当初のエリザベなどは販売数とほぼ同数の在庫をバックヤードでかかえていましたが、それも3ヶ月ほどで底をついてしまいます。今回も、すでに♀の在庫が知れています。特にここ数回のセール期間中は、折り重なるお客さまに対しましてなんとか販売業務に徹することがやっとで、時間なくしとうのチョイス精度が少し落ちてゆきます。このあたりもあらかじめあえてお伝えしておきたいと思います。誠に申し訳ございませんが、どうぞご了承のほどよろしくお願いいたします。

ただ今回も、できる限り頑張りますとも!!(やはり泪)





昨日、世界に一台のすばらしい特注品が到着した。じゃじゃん!!


アクアズーム オリジナルブラインふ化器 4.2リットル 巨大特注仕様


アクアズームの三浦氏の手による製品、受注よりひとつひとつ手作りされている。随所に工夫が凝らされており、手にした感触、見た目の印象ともに満足度は高い。今回はAn aquarium.での使用に耐えられるよう大量にわかせるようできるだけでかいボトルで作製いただきました。それでは細部を見てゆきましょう。





まずはボトルトップ、エアーの取り込み部分。ADAの耐圧用の逆止弁とエルボ、真ちゅうの太めのエアー抜きが施されている。ジョイントスティックにエアホースを取り付けボトル内でエアレーション、そんな仕様です。



おっと、An aquarium.のオリジナルとして作製した証しまではっ付けておいてくれたのね。ありがとうございます!




水位線の指定の印までついています。目安になりますね。そしてズームのシール、個人的には見慣れています。三浦氏とズームとは、開店当初から、そしてそれ以前からの知り合いですもの…。




ブラインがわいたあと、ふ化したブラインを取り出すコックがボトル下部に取り付けられています。丁寧にシールで説明してくれています。取説がいらない作りに仕上げている感じです。




ボトル背部の電装部分。温度の調整ができるようにとサーモがついていて、コンセントの接続部分は透明プラカップで塩水がかからないように気配りされています。しっかり細かな配慮もスゴイですね。




コード類もご覧の通りしっかりシーリングされています。さまざま安心仕様が随所に施されています。




お〜なるほどね、2012年型だそうですよ。今後も進化してゆく予定ですね。2013年版はどんなになっているのでしょうか。




それでは、ボトル内部を少し見てみましょう。エアーストーンに緑のプラパイプ、接続は耐圧ホースで曲がらないように固定されています。ヒーターが縦置きされていますね。エアーが回るので、これでなんら問題なし。





サーモのセンサー部分も内部に設置されております。ブラインのふ化率が最もよい「28〜30℃」がこれで容易にセット可能です。至れり尽くせり、あとは実際の値段ですね。手作り感があり、あたたかな製品です。価値をどこに見出すか、それはあなた次第です・・・。


なんだか使うのがもったいない気にさせてくれましたよ。でもせっかくだから、一度近いうちに使ってみますね。三浦さん、今回は誠にありがとうございました!!
このマシーン、受注より1台1台、丁寧に作製してくれます。安くはないけど、満足感を一緒に入手できます。アクアズームの三浦達雄氏へ直接ご依頼ください。機能保証は「AquaZooM」が行います。ご安心あれ。






って、「しとうちゃんこれだけで終わるのかよ!」って、本多さんの声が聞こえてきましたよ。(大謎)

ここはあなたのご期待にお応えせねばなりませんでしょ。三浦氏、実はあなたの息子も共犯者。さてさてこれからが本番です。あらためましてしとうと三浦氏の関係を、ここに明かしたいと思います。三浦さんの命の恩人本多さんもきっとこれ見て大笑いしてくれるはずです。




先日、三浦さんの息子に会った。さっそくオヤジ仕様の「オリジナルブラインふ化器」を
An aquarium.仕様に作ってくれるようにとお願いしておいた。ささやかなお礼としてここのwebページで宣伝することを同時に約束した。
ズームの三浦さんは、ギンマツ時代のお客さまでありました。その当時は沼袋のご自宅にも何度もお呼ばれして、奥さんの手料理まで振る舞っていただいた。三浦さんも銀座のお店に来だしたころには「ペンギンさん」などで良くお買い物をなされていたと聞き、銀座の屋上でわたしとさまざまな会話の中で、どんどんはまり込んでいった方々のひとりでありました。しとうとの出会いがきっかけで三浦さんの人生が終わった…、いい〜や、新たに始まったと、ここではしておこう。
エントゥの原稿などは、すみずみまで眼を通されていらした様子で、後日自分のwebページの文言で、「クチクラ層…」の下りなどは、おそらくしとうの原稿内容からのパクリであることが判明している。松本零士のスリーナインの台詞をパクった槇原敬之と同様なのである。(笑)
ただ、当時の三浦さんは、ギンマツの熱いお客さまの中でも異質なぐらい熱心な方でもあり、工作に関しては上手に工夫され、あまり広いとは言えないご自宅玄関の一部の壁をぶち抜いてキレイなトニナ水槽などの台を自らの手で作製していたり、電源コードまわりもキレイに工夫して配線していました。もちろん、素人っぽさ満載でありましたが、楽しそうに工夫するその様は、とてもほほえましくもとても器用に仕上げておりました。
自称詩人の三浦さん、明治大学フランス文学科卒。しとうは明治の農学部中退で、なんだかこんなところで明治つながり。三浦さん、当時の「しとう塾」では全部教えきっていないうちに中退し、アクアズームを開店。1997年には一緒にブラジルをともにし、サンタレンで水泳大会。それもなつかしい想い出。ズームのオープン前には連日立ち上げ作業のお手伝い、彼には相当恩を売りました。何も請求しませんでしたけどね。(笑)
てことで、ズームの店内にも程なくして、素人っぽさ満載のオリジナル商品が並ぶ。市販品にズームのシール張っただけのオリジナル商品もラインナップ。かたわらでそれを見ながら、もちろんだまっていましたよ。(笑笑)
本多さん、ズームとギンマツの共通のお客さま登場。何度か3人で飲みに行きました。その日は本多さんと三浦さん、そして他の幾人かで飲んで帰ったという。しとうは不参加。そして達雄ちゃん、東京駅の真ん前で自転車ですっころんで、舌を噛んで半分に割れ血みどろで道路に転がったという。そこになんでか居合わせてしまったのが本多さん、ホンモノの二枚舌になって、しかも酔ってへべれけになっている達雄ちゃんを東大病院の口腔外科まで救急車に同乗…、そして自宅まで。いい歳して、ホントに世話のやけるオッサンだと、知る人ぞ知る、これは有名な話。
それでようやく、ズームオリジナルブラインふ化器の話です。見た瞬間に感動しましたよ。辛口でズームと三浦さんを語りましたが、この素人っぽさがたまらない、もの見ると、丁寧に製作してくれたんだなと、随所随所に三浦さんの想いを感じる。Anのためにやってくれたのねと。良くいえば、この手作り感、なんだか温かさがあるんです。なんだかんだ言っても、この人のやる作業がとても個人的には気に入っているんですけどね。



シール張っといてくれました。心遣い、うれしいものです。でもね、こら〜〜〜〜〜〜、Anの頭文字は「大文字」なのよ。そしてあまり誰もが気づかないと思ってはいるけど一応言っておく、最後の「m」のあとには「.(ピリオド)」、ないやんけ。仕上げの気配りが足らんやないか。(怒/笑)




コードの類もしっかりシーリング。でもよいでしょ、このボテボテ感。(笑)
作業の丁寧さ、でも同時に感じる素人っぽさ。これがいいんです。そして無駄なところにも小さなシールを貼っている、三浦さんらしい。




これ、この部分なんか典型。達雄ちゃんがカッターで頑張ってカットして穴明けてるワケよ。そしてはみ出したシーリング。しとうにとってはこれが、こんなところが最高の出来、温かさってところね。しかもここにもシール張ってるし…。(笑)




ここにもやっぱシール張ってるよ…、やるなぁオヤジィ。(本多さん談・笑)




自分の名前まで入れてやがる、しとうちゃん!あのオヤジ、ホントしょうがねぇなぁ〜。(本多さん談・笑)




コードをまとめるためにクリップまでついています。って、あんたはまたここにシールかよ。(笑)




ズーム開店以来使用し続けている、キャラクターシール。ここにもしっかり張っている。当時聞くところによると、息子が描いた絵をそのまま使用したと達雄ちゃんが言っていました。ただ、どう見ても「AquaZooM」って文字、大人の字だよな。この目と口の描き方、これも大人が書いたものに見えるけどって・・・、16年も封印していたその時の感想を今ここで述べるワシ。(笑)
実は当時小学生の息子が描いたものを土台に三浦さんの奥さんが描いたものであることを、今ここでこっそり暴露してしまう。



「しとう塾」を卒業する前に、アクアズームを開店してしまいました。だからどうか、さまざま目をつぶってやってください。三浦さんという人物は、正直とても変わってはいますが(笑)、天野さんとはまた違った面で温度の高い人です。一緒にいると何かしらのパワーをもらえます。とても不思議な人です。
ここ数年では、本多さんのお葬式と、昨年有楽町でのADAのパーティーの際にお顔を久しぶりに合わせました。現実に三浦さんもすでにお孫さんもいてじいちゃんになっていますので、それなりに歳も取っていましたが、変わらぬ何かは健在でした。また機会があれば、今度は息子と達雄ちゃんと、リアルに3人顔を合わせながらゆっくりのみながら昔話をしてみたいと、そんな想いになりました。三浦さん、ありがとうございます、An オリジナル世界でひとつのブラインふ化器、なんだかもったいなくて使うのおしいんだけど、一回試してみるね!!

以上、息子との共作web更新ネタ。削除の予定は今のところありませんので、後日、ゆっくりと数度にわたり親子げんかしておいてください。でもあなたの息子は、そんなオヤジのことが好きだ!と言ってましたよ。(逃)




 3/27(火)



昨日告知いたしました「
2周年記念セール」、土曜日から、日・月と、3日間限定です。店頭のみ、そして内容の事前告知なし、新たなこころみです。

ペア
5,000円以下のアイテムもたくさんご用意いたします。初めてアピストにチャレンジする方も、まだ自信がない方も、ぜひこの機会をご活用ください。ついでに思いつくまま、サカナの種類だけでも少し列挙しておきましょう。当日まで想像力豊かに…、そして楽しみにお待ちください。今回はおいくらでお出しさせていただきましょうか、これからゆっくり考えたいと思います。

・Ap. アガシジー "マムリ"(マナウス近郊産)
・Ap. アガシジー "パコバル"(サンタレン周辺産)
・Ap. アガシジー "アルテールドション"(サンタレン周辺産)
・Ap. アガシジー "リオ ジャタプー"(ウアツマ方面支流)
・Ap. アガシジー "ボルバ"(マデイラ水系産)
・Ap. アガシジー "ノボ アリプアナン"(マデイラ水系産)
・Ap. アガシジー "ノボ アイロン"(リオ ネグロ下流域産)
・Ap. アガシジー "テッフェ"(テッフェ周辺ソリモンエス水系産)
・Ap. プルクラ "ボルバ"(マデイラ水系産)
・Ap. プルクラ "ノボ アリプアナン"(マデイラ水系産)
・Ap. プルクラ "ノーバ オリンダ"(マデイラ水系下流域産)
・Ap. プルクラ "リオ アバカシス"(マデイラ水系下流域産)
・Ap. プルクラ "リオ ブランコ"(ネグロ支流ブランコ上流域産)
・Ap. ゲフィラ "リオ アラカ"(デミニ支流産)
・Ap. ギビケプス "Ig. バルバル"(リオ ジャファリ上流域産)
・Ap. ビタエニアータ "マムリ"(マナウス近郊産)
・Ap. ビタエニアータ "カレイロ"(マナウス近郊産)
・Ap. ビタエニアータ "ノボ アラサ"(マナウス近郊産)
・Ap. ビタエニアータ "ジャヌアリ"(マナウス近郊産)
・Ap. ビタエニアータ "Ig. イラパジェ"(マナカプル産)
・Ap. パウキスクアミス "サンタイザベル"(ネグロ中流域産)
・Ap. パウキスクアミス "サンタイザベル"(ネグロ中流域産)A-class
・Ap. パウキスクアミス "リオ アラカ"(デミニ支流産)
・Ap. パウキスクアミス "リオ アラカ"(デミニ支流産)A-class
・Ap. パウキスクアミス "Ig. バルバル"(リオ ジャファリ上流域産)
・Ap. パウキスクアミス "Ig. バルバル"(リオ ジャファリ上流域産)A-class
・Ap. パウキスクアミス "ノボ アイロン"(ネグロ下流域産)
・Ap. パウキスクアミス "ノボ アイロン"(ネグロ下流域産)A-class
・Ap. カカトゥオイデス "ペルー"
・Ap. カカトゥオイデス "プカルパ"
・Ap. ノーベルティー
・Ap. "ジュルアエメラルド/クルゼイロ"(プルス上流域産)
・Ap. "ジュルアエメラルド/クルゼイロ"(プルス上流域産)A-class
・Ap. エリザベタエ "トゥッカーノ"(ウアウペス水系産)腹赤
・Ap. エリザベタエ "トゥッカーノ"(ウアウペス水系産)頬赤
・Ap. メガプテラ "ネグロ上流域"(ネグロ上流域産/ウアウペス手前)
・Ap. メガプテラ "トゥッカーノ"(ウアウペス水系産)
・Ap. メガプテラ "サンジョアキン"(ウアウペス水系産)
・Ap. ディプロタエニア "Ig. ザムラ"(バルセロス近郊/新産地産)
・Ap. ディプロタエニア "Ig. ザムラ"(バルセロス近郊/新産地産)A-class
・Ap. "ロートカイル/トゥッカーノ"(ウアウペス水系産)
・Ap. "ロートカイル/Ig. バルバル"(リオ ジャファリ上流域産)
・Ap. "ロートカイル/Ig. ダラ1本手前名もなき河産"(サンタイザベル北岸産)
・Ap. ペルテンシス "Ig. バルバル"(リオ ジャファリ上流域産)
・Ap. ペルテンシス "リオ アイワナ"(サンタイザベル南岸産)
・Ap. "スペードペルテン/リオ アイワナ"(サンタイザベル南岸産)
・Ap. メンデジー "サンタイザベルレッド"(サンタイザベル沖の島産/SABBY)
・Ap. メンデジー "イーリャグランデ 北エリア"(サンタイザベル沖の島産)
・Ap. メンデジー "リオ アイワナspecial"(サンタイザベル南岸産)♂のみ
・Ap. メンデジー "リオ アイワナspecial"(サンタイザベル南岸産)A-class
・タエニアカラ カンディディー "リオ ジャタプー"(ウアツマ方面支流)
・タエニアカラ カンディディー "リオ アラカ"(ウアツマ方面支流)
・ディクロスス フォイルニー(ネグロ中流域産)
・イバナカラ アドケタ "トゥッカーノ"(ウアウペス水系産)
・トゥッカーノテトラ(ウアウペス水系産)
・プラチナテトラオーロ(パンタナール)
・その他


こうしてみると、ずいぶんとため込んだものですね。3日間限定、いわゆる
An aquarium.のお誕生日セール、そんなことだけのため、わざわざ文京区のはじっこの小さな駅までご足労いただいた方々へと、そっと感謝の気持ちを込めておきます。





30キューブ、先日の140個の稚魚たちが本日また消滅しているのを確認。



前回も、たっぷりと自由遊泳期をむかえその数日後に消滅している。現在の若い♀は、泳ぎだした稚魚たちの世話と同時にこの水槽にいる♂に対してのけん制と、♂のサイズと圧力に対して少し劣勢になってしまうようだ。前の先妻は果敢に体を張ってガードし続けることができた。2度の産卵後で知り得た状況は次回に生かさねばならない。
ダメになったときの飼育者の判断と考え方として、

・この時点の水槽コンディションが悪いと考える
・決してサカナのせいにしないで、自分が準備し管理してきたものが悪かったとしたら、と推測をはじめる
・無駄に気落ちしない。同時に過剰に期待しない。でも2〜3週間後にまた産むのでそのための準備を始める

この3項目を強く意識することで、次につなげることができます。「アクアゼミ」でもよくお話ししているのですが、アピストの上達はある意味で「飼育者自身の精神論」の方がとても重要です。常に何が起こってもサカナのせいにせずに、自分のそれまでの行為のせいにする。「自分がダメなのだ!」としたら「どこが悪かったのだろうか…」と、模索をはじめることで次の段階へのステップを歩み始めることができます。いったんサカナのせいにしてしまうと、水槽コンディションの向上もそこで停滞してしまいます。今のご自宅のアピスト水槽のコンディションよりさらに上の世界があります。こう考えることができると、ダメになった理由探しでサカナのせいにはしていられないことに、ふと気がついてしまいます。その繰り返しで「経験」を積み重ねてゆくようにしてゆきます。「点」を「線」として見てゆく、そして「ダメになったときの判断」が、今後のステップアップに大きく作用してゆくことが、これでなんとなく感じていただけましたでしょうか。


さて、今回のこの水槽、水槽コンディションを把握するすべもなく同様なパターンで消滅しています。これ以後は少し技術的な手はずで改善してみようと思っています。上記の3項目で解決できないときのケースを同時に想定しています。また、機会があれば2〜3週間後、また抱卵して産んでくれるはずです。その時に今考えている手段を講じてみます。うまく行ったらレポートしてみます。ご期待なくお待ちください。






植物としての水草(アクアエントゥ 第12号 1995秋号)

イントロ
さまざまな場面で育生データや育生法などが見受けられるようになった今日、水草水槽の主役である"水草"に対し日頃なんとなく接している。あなたの水槽の中だけで「上手くやっている」や「枯れてしまった」という次元で"水草"を語ってしまう前に、ここいらで一呼吸おいて、彼女らのささやきに耳をかたむけてみたい。動物とは異なりひとたび根を下ろすと自らは容易に移動することができない植物。"水草"は自ら動くことができないながらの意外な能力を持ち合わせているのである。今後さらに深まるであろうホビーとしての"水草"に関して、『水草である前に植物である』ことを強く認識しながら、その体の中の仕組みとその背景を、この場で一度簡単に整理しておこう。

植物としての水草
 約4億年前シルル紀後期に、現在の陸上植物の祖先が初めて上陸を果たした。当時の大気中の酸素濃度は現在の1/4〜1/5の量と推測され、多くの生命体にとって過酷な状況であったことは言うまでもない。一方、当時の大気中の酸素しかり、現在大気中の20%をしめるまでになっている酸素は、元をたどると、何よりある種の生物、つまりは現存する植物の祖先から始まる「光合成」によって生じた、副産物の蓄積以外のなにものではない。
 さて、"水草"と聞いてあなたは何を最初に連想するであろうか。アクアリウムの世界で一口に"水草"といっても、その扉の奥には分類上さまざまな「類」の植物に及んでいる。多くの読者は、現実に自宅水槽を彩るハイグロフィラの仲間や、パールグラスといった「有茎種」の水草や、クリプトコリネ・エキノドルス等の「根性」もしくは「ロゼット型」の水草を頭に描いたことであろう。他にもウィローモスをはじめとしたコケ類、ボルビティス・ミクロソルムが所属するシダ植物、シャジクモやニテラの仲間らの緑藻類由来のものなど、いわば特異的な種類も含まれてくる。
 こうした観点からすると、我々の常識の範囲内にある"水草"は、単に「原産地の違い」などといった輪切り以外にも、また別の異なる切り口が見えてきそうな気がする。

水中から陸上へ
 一部の水草を除くと多くの水草たちは、陸上植物が湿性への適応をはたしたある種特別な植物である。一般に「海草」著ばれる紅藻類・褐藻類の仲間、具体的には昆布やワカメといった仲間は、進化の過程において一度も陸に上がることなく、ひたすら海の中で繁栄し続けてきた植物たちである。
 そうした中で、陸への進出をはたした一部の植物たちは、水の浮力が作用してくれる水中とは異なり、おもむろに重力のかかる大気中で体を支えるために、まさにそこでやるべきことがあった。彼女たちは大地に「根」を下ろし、主たる光合成器官である「葉」をできるだけ多く茂らせるために、その支えとなる、「茎」を発達させたのである。
 水中から大気中への適応においての最大なる難関は、乾燥に耐えることである。体内からの水の蒸発を防ぐために、体表をクチクラ層などの不透水層で覆うこと、そして水の供給地となる地中へと水を求めて根を発達させることが不可欠となるのである。"植物"が初めて陸への進出をはじめたとき、それまでは身の回りにふんだんに存在していた水を、いかに自身に安定して供給するかが大きな課題となった。つまりここで、根の重要性が強調されることになったのである。
 さて、多くの「海草」と呼ばれる植物たちの体は、葉状体と仮根(付着器)からなっていることが知られている。葉状体とは文字通り、普段見慣れた植物の葉にあたる部分である。仮根とは、海底の岩などに自体を付着させるための役割(体を固定するだけの働き)を持つ、陸上植物での根のような部分である。葉状体は主たる光合成器官であり、「海草」では体全体のほとんどがこの部分に相当する。太古から現在まで「海草」の仮根の役割においては、生活の場が絶えず海水中であったため付着器以上の発達は不要であったのであろう。
 最初に水辺に上がった植物は、光合成器官である葉状体の下の部分から直接、かなり貧弱ではあるが、土中に根を下ろした。言うなれば、葉の裏から根が出ているといった状態である。その後、横へ横へと水平方向に展開をはじめ、シダ植物→裸子植物→被子植物へと進化してゆく、そんな一連の流れに乗ることになったのである。

そしてまた水辺へ
 いったん海から離れた"植物"たちの中には、他の植物たちで覆い尽くされた大地に別れを告げ、新たな自生の地を求めて、再び水辺に舞い戻ったものたちがいる。実はこれが"水草"なのである。
 陸上生活においての適応で、乾燥を防ぐことを至上とし、やっとの思いで湖岸や川縁にたどり着いた"植物"たちは、再びようやく体内への水の吸収といった難題からは解放されることになったのである。ひとたび体表の「不透水層」と優れた能力を発揮する「根」を勝ち得た陸上植物は、一方で外的環境の度重なる水位の変動に対しての適応や、水中で光合成を行うための新たな適応が必要になったのである。
 この地で生活をはじめた"植物"たちにとって、時期的な水位の変動に対して、いわゆる「水上葉」と「水中葉」といった複数の形態変化を徐々に適応能力という形で発揮し、その機能をうまく獲得した。また水中生活においては、不透水層を捨て去ったことで、水に溶けている「CO2」「O2」「H2O」、そして必須元素の吸収を体全体で行うことができるようになったのである。
 "水草"の中でも、一部のコケ類・シダ植物由来のものであれば、そのまま全身で吸収できるものが多い。ところがその他の水草においては、大気中での生活時代に獲得した優れた「根」の発達も、そのまま易々と捨て去ってしまったわけではない。日頃行う水槽の水草管理の中で、実際問題として認識しておきべき「何か」が実はこの場所に存在する。

アクアリウムと水草とその根の形状
 熱心なホビイストならご存じであろうが、アクアリウム関連の月刊誌や単行本を除いてしまうと、書店などで手に入る書籍(専門書を含む)の中から、なかなか自分の知りたい知識を満たすことのできる書籍、ましてやその内容を見つけ出すことは容易ではない。幸運にも水草がらみのタイトルのついた書籍を見出せたとしても、諸氏の欲求を十分に満たすものとはなかなか出逢えないものだ。例えば、『水草は水中が生活の場であり、体を支える根は仮のもので退化しており、肥料分は体全体で吸収することができる』とした程度の記述に過ぎない。こうした内容はこれまでもアクアリウム関連誌の中でさえも見受けられてきたが、どうやらそこで言われている"水草"は、アクアリウムで扱われているほんの一部の水草たちを指しているだけであるようだ。実際には陸上植物由来の水草が多い中、そこで論じられている"水草"というのは、アナカリス・ナヤス・トリゲモ・カボンバ等の、生活の場を水中に重きを置く「沈水性植物」のことを指していることがたいていだ。多くの場合、カナダモやクロモが図解で紹介されていることであろう。
 もちろん例外が存在することが前提ではあるが、これらの種が見せる生活様式は日本各地の河川などで見受けられるとおり、ある程度まとまった数の個体群で水の流れに植物体をあずけるといった自生形態を取っている。このような植物体自体の形状は、どうしても陸上生活を続けてきた植物たちとはかなりの隔絶の期間を感じさせる。さらにこうした水草たちは光合成器官の「葉」の個体に占める割合は高く、水の流れに引きちぎられない程度の「茎」と、必要以上の仕事は望めない「根」を持っているのである。
 一転、ここで「ダッチ風のレイアウト水槽」を想像してみて欲しい。そうした水槽内のアマニアの仲間やアルテルナンテラ・ロタラといった、我々にとっても身近な"水草"たちにも、こうしたことがそのまま当てはまるのであろうか。
 誰でも一度はしっかりと根張りした有茎もしくは根性の水草を、底床から引き抜いたことがあるであろう。そうしたとき茶色の沈殿物質(多数のバクテリアも含まれる)が舞い上がり、水槽全体が見事に濁ってしまう。引く抜かれた水草は、おそらく初期の想像以上に根が伸び枝分かれし、根毛が発達していることであろう。何気なく見逃されがちだが、こと水草水槽の育生においてこの章の始めに登場した水草(アナカリス・クロモ等)と、我々が良くレイアウトで使用する水草たちと、ここでは同様に考えない方がよい。こうした2タイプの有茎種を目前にして、ここに来て新たにアクアリウムにおいての"水草"、つまりレイアウトに有用な水草たちを振り返ってみると、前述した一般書籍の中で紹介されている"水草"とは、認識を異にしなければならないことが見えてくる。
 ここまで"水草"とその位置付けを中心に追ってきたが、育生に直接かかわる「蛍光灯の種類やワット数」「二酸化炭素の添加方法とその量」といった問題からあえて離れ、『"植物"としての"水草"』とした側面を強く意識してみたい。こうして視点を変えてみることで、忘れかけていた愛すべき"水草"について、重要な何かをきっと再認識していけるはずである。

(12号巻頭三部作・その1/しとう25歳の時の原稿/3,720字)


今から17年も前の原稿です。先日、とあるお客さまよりエントゥを数冊ご提供いただきました。巻頭の三部作を飾り、たしかその3つで合計文字数が1万字を超えていました。今の文章よりもかたく年取った印象だなぁ。文字に関しては今の方がやわらかく若い文体ですね。カモフラージュのためにもあえてそうしているのですが。(笑)

この時、まだブラジルの地を踏んでいない時代です。アタマの中と自宅の90センチの水槽と毎日格闘していました。夜はさまざまな専門書やアクアリウムの雑誌まで各種の書籍をあさり、寝る前は必ず書籍とともに床につき、気がつくとヨダレをこぼし本にシミを作りながら朝をむかえていました。毎日の発見があり、そしてまた仮説を立て検証してゆく、そんな自宅のラボ。エントゥの原稿がその発表の場ともなり、やりがいがあり充実した日々でした。来る日も来る日も水槽のことばかり考えていた、なつかしい日々…。


また時間のあるときにでも、第二部「植物のからだ」と、第三部「生体と生長」を、テキストでまたご紹介してみます。ここはご期待なくお待ちください。



 3/26(月)



この春、
An aquarium.は文京区音羽に移転してから、ようやく二周年を迎えます。みなさまの熱いご愛顧のおかげをもちまして、新天地にてなんとかお店をつぶさずに3年目に突入することができそうです。誠に誠にありがとうございます。
昨年は震災で自重させていただきました、アニバーサリーセールを企画させていただきました。「
2周年記念セール」と題し、今回は店頭でのご対応のみではございますがささやかな特価セールを開催いたします。来たる「3/31〜4/2」の3日間限定で期間中に音羽のAn aquarium.に直接足をお運びいただけるみなさま方へ、店頭のみのサービス特価をご用意させていただきたいと思います。今回は恐縮ではございますが、発送でのご利用をお受けすることがかないません。同時に開催日の3日間の発送業務を休止させていただきまして、店頭でのご接客に集中させていただきたいと思います。まことに勝手ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。




今回のセールは、開店時間はるか前に列ばずにすむように、あえて価格の事前の公表はいたしません。場合によっては入店順を抽選などでご対応させていただきます。初日は土曜日「
3/31(土)」で、通常よりも開店時間を1時間早めまして昼12時開店を予定しています。前日の3/30金曜日は、20日の代休とセール準備を兼ねて臨時休業とさせていただきますので、どうぞご了承ください。
開店より初めての試み、3日間限定のかなりタイトなセールですのでどうなってしまうのか今から予想することがかないませんが、もし今週末からの3日間、お時間の空いた方はぜひお越しください。いわゆる
An aquarium.の新しいお誕生日セールの企画です。みなさま方のご期待に添えるよう、さまざまなサプライズなご提示をいくつもご用意しておきたいと思います。


"音羽本店 2周年記念セール" 企画内容
○ 3日間限定のお持ち帰り特価を、当日店頭にてご提示いたします。
○ 今回の特価でのご利用は、店頭でのお支払いに限らせていただきます。
○ 普段と同様にクレジットカードのご利用も可能です。
○ 開催当日の3日間は、発送でのサービス業務をお受けすることができません。
○ 重量のある商品や嵩の大きな商品は、後日発送でのご利用をお受けいたします。





今回は発送によるご利用サービスをお受けすることができません。この期間中もしとうひとりでのご対応になりますので、誠に申し訳ございませんが、ここはどうかご了承ください。昨年同様に4月末から、恒例の「春セール」を開催する予定ですので、そちらでのセール企画をお待ちください。今回のアニバーサリーセールは、決してお安くはない交通費をかけてお越しいただいてもご満足いただけるような内容でご準備いたします。もし今週末に東京近辺にお越しの予定がある方はぜひお立ち寄りください。店頭限定の特価ネタを大放出させていただきます。

そして、セール前に入手してしまいたい方は、今週の3/30金曜日までの発送のお約束をオススメいたします。現状での在庫から良いところのピックアップが可能ですので、現状在庫のトップ個体たちのお届けを心がけます。火・水と、お店はお休みしておりますが、メールなどでのご対応が可能です。ご希望の方はお気軽にご用命ください。




 3/25(日)

トニナの45センチ水槽、「
実況解説 水草ゼミ」を本日An aquarium.店内にて繰り広げました。ご参加者が少し増えて、今回は手狭な感じですみませんでした。ではさっそく、手を入れたあとの水槽画像です。


なんてことはない、ご覧の通りこぢんまりと植え込まれました。サカナ用のトニナ水槽、ポイントがいくつかありました。植え込みは適当でよいとか(笑)、全面に差し戻すとか、サンドクリーナーをかけるポイントとか、刈り込み後に水槽全体の様子を見渡してチェックしておくとか、途中で水が濁っていないのが重要だとか、植え込みの順番とか、そのあとの微調整のお話しだとか…。多岐に及びました。




少し斜め上からのカットです。凸凹の様子が少し分かりやすく見えます。ちょうどこの画像でも見えないところの植え込みに少しのスパイスがありましたね。植え込んでみたら、そのあと経過観察をする。ご自分の植え込み具合がそのあとのトニナの展開がどのようになるのか、それをしっかり見届けます。次回のトリミングの時は、また少しやり方を変え、そしてまた経過観察をする。漫然と毎回同じ用にやってはダメよ。せっかくのチャンスを生かさねば。毎回が上達の絶好の機会ですね。今回もすべてわき芽のみで植え込みを完了しました。それは何故ゆえだったでしょうか、水槽が広く見えますね、この方が。そしてどうせまた伸びてしまうし…。
この水槽、エリザベのトゥッカーノが収容されていました。トリミングのあと、短くなって水面がクリアーになりました。飛び出しのチャンスです!!(笑)。この世とおさらばする絶好の機会、これをエリザベたちは見逃しません。今回の「
実況解説 水草ゼミ」では、しっかり言い忘れました。はじめあったフロッグピットを、しっかり水面に戻してあげることを…。水面が開いた水槽、換水後の水草水槽、その直後は良くサカナが飛び出します。水面に何か浮いていると、それをある程度防いでくれます。お店のこの水槽、ガラスフタなしです。これまでずっと。でも飛ばないんですね、毎回の換水のあとも。それはフロッグピットの気配りが、飛び出し防止に一役かっています。水面になにも浮いていないとおさかなたちは不安なんですね。鳥に食べられちゃう、おさかなのそんな気持ちをそっと推し量ってあげます。浮かすだけ、でもトニナの育生にさまたげにならぬ程度に。大きなポイントでした。最後につけ加えることを、すっかり忘れておりましたわ。
どうぞお気をつけくださいまし。(笑笑)



最後の仕上げは換水です。今回も閉店後にしっかり施しておきました。おさかな収容しながら、ジャージャー水道水を入れて、ジャージャー水を抜いて…、ほぼ100%換水。水草水槽へは「水道水」がベスト。なのでコントラ入れながらしばし入れながら抜く同時の行為。KHマイナスも入れますよ。最後に満水にするときに。何年もやっていますので、これで大丈夫です。でも、水槽が立ち上がっていよいよ産むか、というときは換水方法を徐々に変えてゆきます。このあたりのお話しは、一度アクアゼミでお話ししたいと思います。テーマを「トニナ水槽でアピストをやるポイント集(仮題)」とした内容で、これだけをメインテーマに掲げてしっかり解説する機会を今年一度もうけます。多角的に掘り下げ、そして分かりやすくお話ししてみたいと思っています。興味のある方々は、少し楽しみにしていてください。初めての方は、立ち上げの方がメインになるでしょう。今すでに維持しはじめた方は、ここからどのようにその水槽を管理しコントロールできるのかを知ることとなります。1年たったあとにどうするのか、その時のアクアゼミではしっかりこのあたりまでお伝えしたいと思います。





ついでに先週の「3/20」の「
実況中継ゼミ」の時に施した45センチ水槽の様子。これは差し戻した直後の前回画像です。同じ画像を使い回しています。



そしてこれ
(↓↓↓)が本日の様子、あれから5日目の状況ですね。それなりにしっくり落ち着いて来ています。


傘を広げ緑が広がりました。差し戻すのは小さな細い株のみ、わき芽だけで良いわけはこんなところにあります。すぐに形になりますから、水槽がせまく見えますから、伸びた親株をすべて排除してもご覧の様子にすぐ戻ってくれます。いったん水面に達するほど展開してくれたのならば、わき芽のみをカットして差し戻しましょう。




ご参考までに、この水槽も少し斜め上からのカット。2411のヘッドについている黒ゴケ以外、見た目もほどほど良好です。(笑)
トニナ水槽の黒ゴケ対策はフライングフォックスのみです。ヤマトはpHが低すぎて仕事をしなくなりますし、死んでしまったりあまりよいことがありません。フライングフォックスも5.5を切り始めると徐々に動かなくなって、4台突入の頃に死んでしまうことが多いです。すると、手がありません。(泪)
徐々にならしてあげると、pH
4台耐性の「スーパーフライングフォックス」を仕立てることができますが、そうなると1尾¥10,000-で欲しいと言われてもそう簡単には売りたくはありません。(笑)





ついでに、こちらはジュルアの入っている細長90です。


この水槽、ライトを増灯したせいで傘がでかくなり、生長スピードも速くなってしまいました。やっぱりトニナは照明はほどほど暗い方がよい。スタート1ヶ月はそこそこ明るい方が展開の様子が見えて、立ち上がりを安心して見ていられますが、時間の経過とともにサカナ用のトニナ水槽で楽しむのであれば、ほどほどの明るさに弱めてあげるのがよいかも知れませんね。この水槽の上にはエリーライトの足を外して直接のっけていますので、余計に明るい。キレイに見えてで良いんですが、今後の管理の行く末と相談するなら、照明はもう少しくらい方が楽ですね。この水槽の照明は、明日にはさっそく外してしまいましょう。





55キューブ。こちらは驚異の250wメタハラでの育生です。やばいです、またトニナが「大森林化」してきています。もはやトリミングに追われる日々をむかえそうで、どうか勘弁して欲しい!!。そんな様子です。(大粒泪)


勢いが増し、管理者を苦しめる…。まさに苦行の始まりであります。
さてこれを、これからどうしてあげようか。トニナを250wで育てるのはさすがにわたしも初めての行為です。もちろんしっかりさまざまなことを試してみます。楽しいですね、すでにトニナと初めて出会ってから18年もの年月が過ぎ去ってしまっているのにね。
え〜と、100尾のエリザベくんたち、今日も元気にブラインをたっぷりパクパクしていました。強光のトニナ水槽でアピスト飼育、何かが見えるかも知れませんし、やめた方が良いよ!といった結論に達するかも知れません。これは如何に!!





今日の最後は「3/20」に施しましたグロッソトリミング、その後の様子です。


トニナもグンと伸びてしまいましたね。この水槽、トニナのトリミングは右もしくは左と、半分ずつ今後は行ってゆく予定です。片方をやってしまったときは、逆の方へとおさかなたちに待避してもらいます。いっぺんにやってしまうと、水槽の状況もガラリと変化も大きい。片方ずつだとそれを半分ぐらいに減らすことができる、こう考えます。




前景のグロッソ部分。早くも小さな芽が吹き始めました。あとは一気にいっぱいになってゆくだけですね。先週に「どのくらいでいっぱいに戻りますか?」と聴かれて「3週間です」と控えめにお答えしていましたが、こんな感じだともう少し早めにその時が来そうです。




少しアップの画像です。この水槽は150wメタハラ照明です。前景種の展開には非常に有効な照明です。蛍光灯ではこうはゆきませんが、時間をかけてあげれば問題なし。ただ、弱い照明は前景種の展開ではお話にならない。強光が必須です。条件を揃えることの重要性を2月の「水草ゼミ」でお話ししました。不十分な条件下では、難しいのではなくて「困難」であることを。かけるべきところにはしっかり投資をしておく、これは趣味を楽しむための避けては通れない極意のひとつなのです。



今回の「実況解説 水草ゼミ」は、ご参加のみなさんに予想以上のご好評をいただきました。それでは、ってことで、また機会を見つけてご覧にいれたいと思っています。まだ次回の開催を決める段階にはございませんのですが、レイアウト水槽などを1本、みなさんの前でその製作過程とレイアウトの構図の思考の過程などをお見せしてみたいと思います。楽しみにお待ちください!!




 3/24(土)

明日の日曜日の夕方5時から、先週に引き続き水草のトリミング実演を行います。先週お越しになれなかった方で、興味のある方はぜひご覧ください。




素材はこの45cm水槽です。店頭にて料理してお見せいたします。やりながらの画像は困難です。直接お越しいただきましてご覧ください。もちろん先週同様に「しとうの実況解説付き」で、同時に手を動かしながらの「Q&A」も行ってゆきます。




水面から。こんなことになっていますよ。(笑)
今週のお休みの日に手を入れられず、本日まで来ています。なんでかおさかなは元気です。そんなものです。
An aquarium.流の「適当アクアリウム」。殺さないツボってのがあるんですね。それは秘密ですが…。(ウソ)

さまざま楽しめますので、ぜひどうぞ。webでは感じることのできないスピード感や微妙な手つきなどを一緒にチェックできます。しかも同時にQ&A付きで。どさくさ紛れの関係のないご質問もOK!!です。常にサービス精神旺盛ですので、どうぞご安心あれ!!




画像です。


【 Ap. "Rotkeil/Tuccano/Uaupes-System" 】
ペア ¥19,000-

※ 「トゥッカーノ産ロートカイル」です。まだまだでかくないサイズで複数あります。背ビレの前半部が、エリザベのようにギザギザしてきている個体も生じてきました。過去をふり返り、エリザベはともかくも「トゥッカーノ産ロートカイル」の販売実績はほとんどありませんでした。このことは、実はあまり知られていない…。




【 Ap. megaptera "Tuccano/Uaupes-System" 】
ペア ¥19,000-

※ ブライトビンデンもオリノコ産で学術記載されています。「Ap. メガプテラ」。そう、今月アタマに開催した「ハイレベルゼミ」でお話しいたしました「ザトウクジラ」のことですね。チビサイズでのスタート、これもAnの水槽で徐々に大きくなってきています。雌雄判別ができるようになって来て、わずかばかりですがリリース可能です。






【 Ap. pulchra "Rio Branco" 】
ペア ¥25,000-

※ 総じて小さめです。そんな中でも大きい個体から出て行っています。この種は時間を追って売り切れに向かってゆきます。入手難というよりも、毎年の入手は不可能とみている方が賢明かも知れません。ウロコに黒の縁取りが…。他の産地産とは明確な差異が見て取れます。








【 Dicrossus foirni "Rio Negro" 】
3尾
¥35,000-
5尾 ¥50,000-

※ 今日もマクロレンズを向けてしまいました。水槽のスペースを確保した上で望んでください。アピストより少し沖、水深にして30〜100cmぐらいの水深あるところが現地の彼らのメインステージですね。オススメサイズは90〜120cmの水槽です。そこにネグロの岸辺レイアウトを施し、彼らを迎え入れましょう。そのサイズのタンクをあてがうだけの価値のあるおさかなですのでね…。





ブラックウォーターについて少し…。

96年・99年と実際にマナウス近郊の「ジャヌアリ」の地を踏みました。ソリモンエスとネグロの合流を手助けするように大昔に掘られた水道、それがジャヌアリ水道です。乾季と雨季でソリモンエスの水とネグロの水が混じり合うそんな場所、そのエリアは意外に限られる。
他の例にももれずに落ち葉が降り積もるその場所は、ネグロ本流と同様のブラックウォーターでした。ただpHが意外に高めで、「pH6.2〜6.7」とした数値をその2回の訪問時に持ち帰った。













【 Ap. bitaeniata "Jannuari" 】


先日用意した、EHEIM2411をAn店頭の上段45×40×30cm水槽にセッティング。そこに2本の大きめ流木を放り込んだ。バクテリアはそれまで使用していた水中フィルターの中味をそっと移行しています。程なくしてご覧の水色に変化してゆく、日増しに日増しに。添加剤なしで透明感のあるネグロ色の水の出来上がりです。

撮影のために、蛍光灯を増灯する。サカナの色合いが見えにくいこの水での飼育スタイルでは、一般にサカナの観賞向けには堪えるものではない。ただひとつ、今回あえて撮影に臨んだのは、黄色やオレンジの色彩が消えるマジックウォーターであることを伝えたかっただけなんです。サカナの色合いが見えない、逆手に取れば、それは水色に適応した色彩であること。黄色からオレンジ、そして朱色に赤の色彩。これらはすべてブラックウォーターの水色に溶け込むための手段であったことをそっと知ることになる。なんでアピストはそんな派手な色彩をしているの??、そのヒントが現地の水色にかくされていることを、何度かのブラジル経験時に、ネグロに浮かぶ舟の上、満天の星空をボ〜ッと眺めながらふと気がついた…。その瞬間、ブラジルの大自然の大きさに、小さな我が身がそっと包まれた。複雑に思えていた人の生き方が、意外にも単純なものかもしれないということを、ネグロの河の上を流れるやさしい風がそっと教えてくれた。
近いうちに、みんなで行こうよ!!




 3/23(金)

仕入れに出かけています。ブラジル便、わずかですが新規ネタです!!

・ディクロスス フォイルニー(Dic. "Rot-flossen" or "Rio Negro")【Brazil AquaFauna便/WILD】
・コロンビア 細オトシン
(Otocinclus vittatus)【Brazil AquaFauna便/WILD】
・・・低pH仕様、追加

・グロッソスティグマ(pot.)【tropica】
・ミニヘアーグラス
(1-2-G)【tropica】


今回のおさかなは通称「
ディクロスス "ネグロ"」、ちなみに日本にやってくるこの種のメイン産地はサンタイザベル周辺域です。今月アタマに開催した「ハイレベルゼミ」ご参加のみなさまは常識になっていますね。このサカナに昨年学名が付いています。「Dicrossus foirni」。ついでに、「ディクロスス "タパジョス"」も学名が付いています。これも「ハイレベルゼミ」で添付しました資料にておわかりの通り、「Dicrossus warzei」です。ドイツ人で「ワルゼル フランク」というサカナ好きのオッサンがいて、こちらには氏の名前が学名になっています。
今回ネタ、かつて入荷のあったサイズよりひとまわり大きめですが、雌雄判別が少し微妙な印象です。そもそもディクロススの仲間はペア飼いよりもむしろその習性から、3尾・5尾と、複数飼いがオススメなので、数ある中からご自分の水槽スペースに合わせてぜひ存分にチョイスしてみてください。

一般にはさほど人気のある種ではありませんが、昔のマニアほどこの種に引かれる何かがあるようです。だって、かつてのあこがれのサカナのひとつであったわけですから。サイズから、実際には遊泳スペースを十分に確保しチャレンジすべきです。ネグロの現地の憧憬を頭に描きながら、可能であれば80リットル以上の水槽でチャレンジしてみたいものです。てか、わたしがやってみたいぞ、120でネグロレイアウトを作製したあとで…。




画像です。










【 Dicrossus foirni "Rio Negro" 】
2尾
¥25,000-
3尾 ¥35,000-
5尾 ¥50,000-

※ 入荷個体の中からの大きめをお持ちいたしました。雌雄判別がまだ微妙な感じですが善処してみます。仕入れが高く…、今回はおさえてもこんなお値段になっています。誠にすみません。
















【 Ap. agassizii "Novo Airao" 】
ペア
¥12,000-

※ アガシジー好きのみなさんは、必ずゲットすべき産地産。なぜなら「ネグロ産」だから。ここの河川には昔アガシジーはいないと言われていました。低pH域にアガシジーはいないと…。97年のブラジル来訪時に、ノボアイロンより少し上流のネグロ水系にて、現にこの手のタイプのアガシジーを連れてきています、ぞれも極少数…。過去10年で今回で3回目の入荷でしょうか、貴重なアガシジーなんですね、「ネグロのアガシジー」。ってことで、ネグロファンも要チェックなおさかななんです。良いところ10ペアいます。青タイプも少しだけいます。これはおはやめに!!








【 Taeniacara candidi "Rio Araca" 】
ペア
¥12,000-

※ 前回ご紹介の画像で、顔下にほくろがあるのに気がつきましたでしょうか…。ロートカイルのエンジスポットをおとなしくしたような。全個体で生じているわけではありませんが、何らかの特徴なのかも知れません。それと色彩豊かです。つまりキレイな産地産です、ということですね。数はたっぷり追加しておきました。なんとかペアが取れるといいですが…。




【 Ap. pulchra "Rio Branco" 】
ペア ¥25,000-

※ この産地産のプルクラが、特別であるということを知っている方はすでに長年の経験者であることを意味します。ブランコ産のプルクラがふたついて、一方が今回のネグロ河支流ブランコ川産。もう一つがプルス上流域の支流ブランコ川産。「ブランコ」とは「白い」という意味。ネグロ河は黒い川、その支流のブランコ川は白い川、ということです。現地を98年だったかに訪れています。白い川、つまり懸濁している濁った川です。その時しっかり測定しました、「pH6.0」という数字が多かった。ネグロ本流が「pH4台」でしたので、かなり高い印象を受けました。
そして、大昔、日本初上陸を果たしたプルクラがドイツブリードでやってきました。95年より少し前だったかと記憶しています。ワイルドもその後にくるようになりましたが、当時のこのプルクラと同じタイプのワイルドが長らくの間見出されませんでした。ある時、当時マナウスのK2より、ブランコ川産のプルクラが採集されそして輸入されました。まさにここの産地産が、大昔のドイツブリードの種親になっていた、そんなことをその時知ることになりました。その後も入荷の機会は限られております。そしてそっと本日に至っている。そんなプルクラなんです。マニアは知っている、ここの産地産のプルクラが、特別なプルクラのひとつであることを…。
今回便の全数を入手しました。ただその数が知れている(多くはない)のと、サイズはおおむね小さめです。何ペア取れるかはまだ分かりませんが、判別できましたら徐々にお出しすることが可能です。とりあえず5ペアほどならすぐにいけます。





 3/22(木)

今日は閉店後にメンテナンス1件…。多忙すぎて、ダメだなこりゃ。
(大粒泪)

おさかなも来ています。キワモノ含み。久々すぎて、かなりのハイマニア向けかもしれません。ではさっそく!!

・Ap. アガシジー "Novo Airao"【 Brazil Manus特殊便/WILD 】・・・・・・ネグロ下流産。知ってますか!?
・Ap. プルクラ "Rio Branco"
【 Brazil Manus特殊便/WILD 】
・Ap. ビタエニアータ "Jannuari"
【 Brazil Manus特殊便/WILD 】
・Ap. ペルテンシス "Ig. Zamura"
【 Brazil Manus特殊便/WILD 】
・・・・・・水草水槽に収容。しばし非売
・タエニアカラ カンディディー "Rio Araca"
【 Brazil Manus特殊便/WILD 】
・・・ご好評。たっぷり追加





本日入荷ネタから。今日は1種だけでご勘弁ください。その他、詳細は明日頑張ってみます。




【 Ap. pulchra "Rio Branco" 】


他のおさかなのご紹介と価格等を含めて、詳細は明日の更新とさせてください。すみません。(泪)





スナップショットですみません。「
ロートカイル "モンテクリスト"」、残2ペア。


※ 頬のエンジスポット少しあり、でもまだ薄い個体。


※ オレンジテールがキレイな方。ほっぺた黄色というよりせまく赤っぽい感じ。(写ってませんが)





 3/21(水)

トニナの中のジュルア。





【 Ap. "ジュルアエメラルド" 】
ペア
¥19,800-
※ いけてきました。いっぱいいますが、きれいどころはおはやめにどうぞ!





また産んでました。



そして数えました。140個あります。



今回は、スポンジの目詰まりを解消して、足し水「R/O」です。ソイルを全取っ替えしようと思っていたのですが、先に産んじゃいました…。このぉっ!(笑)

今後の経緯はまた、この水槽のコンディション次第です。
An aquarium. Style、それはおまかせ方式。故意にやる適当さ加減、より自然な感じで。なくなっても良いよ、どうせまた産んでくれるし…。という感じで。




 3/20(祝)

アクアゼミ アピストvol.1」本日午前、無事終了しました。ご参加のみなさま、やっぱり時間がギリギリになってしまいました。誠に申し訳ございません…。(泪)
通常のゼミのスケジュールですと、ゼミパンフを数日前には完成させているのですが、今回は前日夜までに質問が寄せられておりましたゆえ、プリントは開始6時間前にようやく終えたという、実に内情を明かすとそんなドタバタのゼミでありました。

次回ゼミ開催までには少し間があきますが、5月か6月ぐらいにまた機会をもうけたいと思います。何かの形で、またみなさま方の趣味のお手伝いになれば幸いです。もしテーマやその内容について、ご要望がございましたらお聞かせください。できることならばわたくしも、みなさま方のご意向にそう形での開催を望んでおります。

今回ご参加いただいた方は、内容を踏まえまして更なる疑問がわいてきたことと予想しております。ゼミ後は個々にメールでもいただければ、個人レッスンという形でサービスさせていただきますので、いつでもお気軽にお寄せください。ご参加いただきまして、誠にありがとうございました!!






つづきましては店頭にて「
プチアクアゼミ」を開催。17:05よりほぼ予定通り始まりました。

グロッソスティグマのトリミング、このお店では振り返り3回目の実演です。銀座時代も何度か行いましたね。今回は60cmの1/3スペース、この広さなら容易に施すことができます。今回はあらかじめ使用するハサミは2種類と宣言しておきました。ご参加者7名、みなさん初めてしとうの水草をいじっている姿を目の当たりにする方々です。



アピストゼミご参加のあとの方々、このグロッソカットのためにわざわざご足労いただいた方々、そんな熱いまなざしの前、ひょうひょうと始まりました。使うハサミは上記画像の2種。まずは右の白い柄のハサミを手に取る。何をやるのかと固唾をのむ瞬間、「あれれ…!?」。グロッソにハサミを当てるのではなく底床にざくざくとハサミを入れている。一列一直線にジョリジョリゆく。早い。(笑)
そしてグロッソをつまみながら細かく揺さぶり、ペリペリペリっと剥がす。一同「嗚呼〜」と…。(笑笑)
ここで一段落。ようやくADAのハサミに持ち替える。ようやくグロッソにハサミを入れはじめた。まずは水槽向かって左側。右利きの方と両利きの方のハサミの使い方の説明を簡単にし、さっそく実演する。バリバリゆく。またたく間に半分のスペースの葉っぱがなくなる。そして左側、逆手で持ち替える。少しスピードがゆっくりになる。苦手な方向は丁寧にやる。カットしたグロッソを網ですくう。何度もすくう。

ここまでで15分ちょっと。詳しい解説付きでも、あえなく終了した…。(笑笑笑)


とした様相で、終了後はこんな感じになりました。これで少し雑にやった感じです。
このあと、水換えもするんですよね。
ハイ、ただここでは閉店後ですね。換水量も多めで、可能ならば翌日も施すとよいです。グリーンゲインも効きますよ。ダメージ受けているので、カットされたあとの最初の展開に気を配ります。
手前2cmはトリミングというよりは除去しています。行き止まりは混み合います。つまりガラス面にランナーがぶつかると、行き場を失い右に左にその部分のグロッソが重なり盛り上がります。両サイド・全面のガラスとの接触部分を、それゆえしっかり除去してしまうのですね。




少し斜め上からのカット。多少分かりやすくカット後の様子が見受けられます。白い茎が見えます。ここまでやらないと、重なり合った部分で、底床に接しているところから徐々に枯れてしまいます。光が当たらなくなる前にトリミングしてしまいます。白い茎が目立ちますね。そこに葉緑素が生じて光合成をはじめます。そのあと徐々に新芽の展開が見られるようになります。
一年とか、これで維持できるんですか?
ハイ、大丈夫です。しっかりここまで深くトリミングができれば1年は余裕です。ただ、トリミングの深さが浅いとダメですね。新たにでた芽とランナーが、しっかりと底床に根張りできるようにするんですね。新しく展開した部分が直接ソイルに根を展開させる、そんな状態を毎回保ちます。
アタマの中のトリミングイメージは、こんな風にとらえておくとよいでしょう。水草の習性を知り、その後の展開の様子を予想する。そして実際にやってみる。自分の中での経験の蓄積が何より大事です。




白い根っこが目立ちますね。数日すると茎も緑色になってきます。
このあと、どのくらいでいっぱいになりますか?
予定では3週間ですね。
カットのあと、2〜3日で茎が緑色になって、そのあとで小さな芽が吹き出します。そこで1週間ぐらいが経過しています。あとはその芽がどんどん展開してくれますので、プラス2週間あればトリミング前の様子かそれを超えるぐらいの状況になります。トリミング後は芽の展開を刺激するように換水の量と回数を多くします。次週より普通のペースで大丈夫です。




カットの様子、こんな程度です。葉を全部カットするようにハサミで除去してゆきます。意外に雑な行為ですね。適当に、適度に、バリバリやってしまいます。どの程度やると、どんな風に展開してくれるのか、その後の経過観察をしっかりやります。自分の行為がどういう結果になるのかを把握します。次回は少し違うやり方で、つまり少し深くするとか、浅くカットしてみるとか、もっと丁寧に施してみるとか、そうした微妙な変化をつけます。その差で、その後の展開の様子がどう違ってくるのか、はたまた同様なのか、それを観察し自分のものにしてゆきます。やらないと知ることができない、そんな領域ですね。やっぱり、自分自身が向上してゆくためには「実際の経験」が非常に重要なのです。




右サイド。グロッソの盛り上がりがあった場所。ここは過度にカットし除去してあります。展開のよかった場所は深く、展開の悪い場所は浅く、そんな手心を加えます。



当日の「プチアクアゼミ」での実践では、この内容の何倍かの内容をお話ししました。テキストにして今回お披露目してございますが、整理して簡単に説明してみた感じです。ご参加のみなさん、やっぱりwebだけで見てみるのと、ハサミを入れている現実感と、なんだか別の印象を受けるでしょう!牛に食べられる話…、テキストだけでは説明できず、現場のスピード感もやはりここでの表現は無理なんですね。「サカナより水草が得意なんです」その言葉の意味を、目の当たりにすることでわずかなでも感じていただけたのならこれ幸いです。





お店の接客が一段落する頃合いを待っていましたら、なんとか本日お約束の発送作業も終わりまして、今回は4時半ぐらいから一段落しました。「じゃ、グロッソやる前にトニナ水草1本トリミングの仕方を実演しましょうか」ということで、即座にみなさんの目の前でどうのように伸びすぎた水草を処置してゆくのかをサプライズでお見せいたしました。



スタートは16:30、終えたのが17:00。濃密な30分でしたね。上記はすでに終了後の画像です。
カットしすべてのトニナを除去する。スターレンジも引っこ抜かれカットされる。発泡の板の上のトニナを脇目のみカットしてゆく作業、その株の長さで、同時にある程度の振り分けを同時に行ってゆく。淡々とADAのハサミ1本で処置してゆく。丁寧にやるところ、雑でよいところ、それが目の前で繰り広げられる。
トニナはどのように持つのですか?
底床に差し込むときに、ピンセットがトニナの茎をガードするように…、こう持って、ブスって感じに。(目の前で一連の動作をお見せする)
どのくらいの強さでトニナをはさんでいるんですか?
じゃ、指出して!
当日居合わせた方々は、そんな経験をご自分の指ですることになりました。茎をつぶさない程度に、底床に差し込んだときに途中で抜けない程度の強さです。これは微妙なちから加減でしたね。




少し斜め上からのカット。どんな風に植え込まれたかがこれで少し分かりやすく見えますね。キレイに植え込むことができるようになったあと、「アピスト用トニナ水槽」ではある程度あえて乱雑にしてみることを解説しました。1本1本スピーディーに植え込まれてゆくそのピンセットの先が、次はどこをねらって差し込んでいるのか。まずは数が限定された背の高いトニナの株をこの水槽のどの部分にどんな順番で植え込んでいっているのか。次のサイズの株を植え込む作業、そこで見えてくる形の行く末。残りの株で最後にどんな方向で植え込み場所を選び形作っていっているか。残った短い株、最後の仕上げの植え込み方まで…。



今回は、ぼうぼうの状態からトニナをカットしてゆく様、取り出したトニナの側芽カットの様子、大きな本体株を使わずして、わき芽のみでどう仕上げてゆくのか、その時々のスピード感と臨場感、そして紹介することはないであろうなんでもありの植え込み手法…。ここまでざっと30分、せっかくお越しいただいたみなさま方だけに、今回限定でスペシャルサービスいたしました。しとうの一連の作業スピードとその手の動きは、実は今のAn aquarium.のスタッフたちですらそれを知らないのよ。彼らはまだ「心の鍛錬」の面での修行中です。もう一歩か二歩、「プロの心意気」をマスターしてからすべてを伝授します。店主は図抜けてアホさ加減をきわめておりますが、逆に一方An aquarium.スタッフはたとえお勉強ができなくても、人としての面で頭がよくないと勤まりません。だってだってお店をやっているのに、売上に関しては何も言われないのですから…。(謎)




 3/19(月)

さてさて、明日はいよいよ「
アクアゼミ アピストvol.1」開催日です。張り切ってゆきますよ!!ご参加予定のみなさまはぜひ楽しみにしていてください。アピストゼミなのにアピスト以外のご質問もいただきました。当日会場でお仕置きです。覚悟をしてお越しください。(笑)


2012 アクアリウムゼミナール(アピスト編 vol.1)
日 時
3月20日
9:00 〜 12:00
場 所
文京区 音羽アカデミー 1F 多目的ホール
テーマ
アピストグラマ Q&A大会
講 師
志藤 範行(An aquarium. 代表)
定 員
70名
参加費
¥2,000-
内 容

【講義内容(予定)】
 ・事前にお寄せいただいたQ&A
 ・会場でのQ&A
 ・その他





よいムード、トニナ55キューブ。本日閉店後の様子です。



こんな様相になっています。1種の水草のみでも十分に楽しめます。アピストもたんと収容できますし、迫力も違います。なかなか良いですよ!!




そして明日、久々にやってみましょうか、みなさんの前で!!





「プチアクアゼミ 水草編」、今回はグロッソスティグマのトリミングを久々にご来店いただいたみなさま方の前でやってお見せいたしましょう。明日の夕方、閉店前に行います。5時ぐらいかな。その時の混み具合で判断させていただきます。








このあたりをしっかり料理します。今回はハサミ2本で仕上げる予定です。何をどのように使うのか、明日の夕方直接ご覧にいれますので、お時間のある方は文京区音羽のAn aquarium.まで、ぜひどうぞ!!




 3/18(日)

アクアゼミの「ご質問」、駆け込みで本日たっぷりいただきました。直前にしかもたくさん、誠にありがとうございます(泪)。っっって、ワシはこれからが本番なんですってば。よって、いただきました直前のメール、恐縮ながらレスしないでおきますよ。当日会場にてしっかりレスさせていただきますので、どうかご勘弁ください。(大粒泪)

しかしまず、多岐に及んでおりますね、今回みなさま方から寄せられたご質問は。中には5つもいっぺんにくださった方がいらして、全部お答えする変わりに、当日会場でみなさんの前でお仕置きすることにします。(笑)
ご質問の内容も、かなり具体的です。ケースバイケースという側面で、いい感じです。内容はかなりふくらませますので、楽しみにしていてください。これまでのゼミの内容の復習や、まだお話ししていない内容まで少し踏み込んでみます。近日発売予定の「
商品仮名:ネグロの魂/いのりの雫/ネグロの泪」はホントに発売する気なのか!?とか(笑)、アピスト分布も少し「ネグロ北岸南岸の秘密」とか、枠外で盛り込んでおきます。





今日も画像ですよ!






















【 Ivanacara adoketa "Tuccano/Uaupes-System" 】
ペア
¥35,000-

※ 黄色いお風呂から1週間、しっかり状態を整えております。上物コースはすでに売り切れましたが、上記画像のような個体たちのリリースが可能です。雌雄判別が明確な個体からリリースしております。在庫が減るごとに徐々に判別の即断が難しくなってゆきますので、ペアでの入手をご希望の方は、できるだけおはやめにアクセスください。時間を追ってきびしくなってゆくと予想しています。今ならリリース可能な在庫がご予約分を除いても20尾前後ございますので、今であれば存分にお選びいただけます!!







【 Pelvicachromis taeniatus "Kienke/Wilhelm-Br." 】
ペア
¥8,000-
※ 今回は画像の1ペアのみです。




【 Ap. mendezi "Rio Aiwana Special" 】
ペア
¥30,000-
※ 鮮烈な赤を持っていた先月紹介のメンデジーその下の手です。お求めやすいコース、まだ少しいます。



今日も楽しくさまざまな方がお見えになりました。発送でのご利用の方が姫路から、東京にお越しになったついでに。先週もそして今週も、大阪からのお客さまもお越しいただきました。昨日は福岡からも…、と、ちょうどご来店の近所のお客さま方とアピスト談義に花が咲きました。即興アクアゼミも繰り広げました。日常のお店の風景です。楽しいものです。みなさま方からこうしてエネルギーをいただいております。誠に誠にありがとうございました。




 3/17(土)

2011-2012、今シーズンラストの最大なる山場が到来してしまったようです。先日現地画像で先行お知らせいたしました新タイプのアピストその他のおさかなたちがいよいよ到着してしまいました。

・Ap. ペルテンシス "Rio Araca"【Brazil WB.SABBY便/WILD】
・Ap. プルクラ "Nova Orinda"
【Brazil WB.SABBY便/WILD】
・Ap. sp. "イエローミウア"
(Newラウンドメンデジー)【Brazil Manaus特殊便/WILD】
・タエニアカラ カンディディー "Rio Araca"
【Brazil WB.SABBY便/WILD】


サビーのペルテン、変わっています。とは言え、ペルテン好きの方にしか分からないと思われます。(笑)
ウィルヘルミーの別タイプと言える、ノーバオリンダ産のプルクラも久々に登場です。過去入荷は3回ほど記憶していますが、この種はあまり見ないプルクラです。黄色い新タイプのミウアの初期ご予約分はすでにバックストックタンクにて確保してございます。ご予約のみなさま、どうぞご安心ください。今回のこのネタは、新規産地より登場しています。マリエ川のメンデジーをかつて1998年のネグロ下りをしてきた年に、我々の一行が世界で初めて見出しました。その場所がサンタイザベルとサンガブリエルの町の間に位置する南岸に注ぐネグロ支流「マリエ川産」のメンデジーでありました。その後そこからは2度ほど入荷がありますが、この魚種も入手難種です。そこの産地産は、体も色合いももろメンデジーで、尾ビレだけラウンドテールといった様相なので、メンデジーに極近縁な種であることが見た目ですぐ分かります。今回の個体、黄色の色彩に目が奪われると、一見メンデジーに近い印象に受け取れました。細部を検討すると「ミウア」の方に近いな、とそんな印象です。クルクリアリ産メンデジー
(カッサーボ)・ミウア・マリエ産メンデジー(ラウンド)・サンタイザベル周辺産メンデジー・バルセロス産メンデジー・今回の新タイプ、と列べて考えると、それぞれが別々のものとして見ることもできます。次回開催の機会があれば「ハイレベルゼミ」などで、『ネグロ河、南岸と北岸の分布の秘密』と題して、これまで蓄積してきました魚種経験と知識を、現地の様相を踏まえて一度まとめてレポートしてみましょうか。これはこれで、ご希望があればのおはなしなんですが…。まずは本日到着分の個体の画像を収めておきますので、実物を一度チェックしてみてください。今回のこのアピストは、事実上日本初のみならず、"世界初"になりました。こっそりご覧ください。(笑)
そして最後にカンディディー、尾ビレがまだ短いですがかなりハデめです。これも後ほど画像にて…。




お待たせしました、本日到着のおさかな画像です。






















【 Ap. sp. "Yellow-Miua" 】
SOLD OUT!!
※ 念のために個体のリリースは状態が整ってからにいたしましょう。














【 Ap. pulchra "Nova Orinda" 】
ペア
¥12,000-
※ 通常のウィルヘルミーは「アバカシス産」、今回は「ノーバオリンダ産」です。入荷の機会はこれまであまり多くない種。
まだ痩せていてパッとしません。アゴ下のエンジ色がドハデに展開しそうです。色彩さまざま、よりどりで10ペア程あり!










【 Ap. pertensis "Rio Araca" 】
ペア
¥9,800-
※ 最後の個体の画像から、薄ら肩赤になる気配あり。なんだか違うの分かりますね。でも誰もいらないかな…。(笑)








【 Taeniacara candidi "Rio Araca" 】
ペア
¥12,000-
※ カンディディーも「リオ アラカ産」がやってきました。まだヒレボロですが、かなり豊かな色彩を持っています。
もちろんここの産地からのカンディディーも、少なくとも日本初入荷です。あまり数はいませんのでこっそりどうぞ!






ようやく実物と遭遇…。


尾ビレ以外の特徴がメンデジーの印象が強いです。細部を検討してみると、尾ビレ尻ビレはミウアの印象。そして背ビレ後半の模様はメンデジーではあまり見られないスポット状のような模様を共通して持っています。鰓蓋の上、スポット状のブルーメタリックの模様もミウアに似ている。背ビレ前半の網目状の模様はメンデジーの特徴か。でも尻ビレのラインの流れ方がメンデジーよりというよりはミウアよりに思えます。大きく目に飛び込むのは、やはり尾ビレの模様なんです。単に尾ビレがラウンドかどうかで見たときに、「マリエ産メンデジー」が頭に浮かぶのですが、あの川のあの種は尾ビレ以外の特徴が、まるっきりサンタイザベル周辺産のメンデジーにそっくりなんです。画像でご紹介いたしました今回の新タイプのアピストと比較すると、この種はメンデジーと少し距離を置く特徴がいくつか存在しています。
種の区分けのヒントとして、この種の生息地が北岸産なのか南岸産なのか、大河を渡れないアピストたちの現地でのおかれた立ち位置を考慮し大きなヒントとして、それで少し見えてくるのですが…。実物の泳ぎはメンデジーよりミウアの泳ぎを感じます。「種」を理解し肌で感じるのに、この実際の振る舞いを観察すること、あたりの強さが水槽内でのさまざまな仕草など、これがかなりの判断材料になります。肌感覚とでも申しましょうか、紙の上だけでは知ることのできない経験と体感です。そしてそして、さらにこの産地が明かされると、今回の個体たちの「種」としての見通しもさらに明るくなるはずです。今後の展開がさらに楽しみです。



今から思うこと。他の産地産がさらに見出されることで、この種の理解もさらに深まることでしょう。見た目と実物の振る舞いとで、今以上に見えてくるものもあるでしょう。間近にせまった「アクアゼミ Q&A大会」での話題をひとつ、直前に得ることが出来ました。さっそく当日少しお話ししてみたいと思います。
それと、次回ゼミご参加予定の方でご質問をまだ寄せられていない方は、ぜひお寄せください。本日の夜中ぐらいまでに、可能であれば「2項目」ほど、メールにてご送信ください。ぜひぜひ、お待ちしております!!





アピスト用の「
ブラックウォーター」を準備したい方に朗報です!!

水を美しく紅茶色にしてくれる素敵な「流木」が新規に入荷いたしました。パック流木と同じお値段でリリース可能です。「
1個¥450-3個¥1,200-」、限定60個。とりあえず追加の予定は不明ですので、興味のある方はぜひどうぞ!!



 3/16(金)

本日は仕入れに出動しております。ドイツ・ビルヘルムブリードなどなど、本日新規の入荷あり!!

・Ap. マクマステリー "レッド"【Germany Wilhelm便/Br.】・・・・・・・・・・・SOLD OUT!!
・Ap. ホングスロイ 2
【Germany Wilhelm便/Br.】
・・・・・・・・・・・・・・・・SOLD OUT!!
・Ap. カカトゥオイデス "トリプルレッド"
【Germany Wilhelm便/Br.】
・・・・・・SOLD OUT!!
・Pel. タエニアータス "キーンケ"
【Germany Wilhelm便/Br.】

・Ap. カカトゥオイデス "Pucallupa"
【Peru便/WILD】
・・・・・・・・・・・・・・SOLD OUT!!
・Ap. "ジュルアエメラルド/Cruzeiro"
(A-class)【Peru経由便/WILD】
・Nan. アンドゥゼイ "バルセロス"
【Brazil Manaus便/WILD】


ワイルドでは今回のプカルパのカカトゥ、信憑性が高いネタとしてはかなり久々です。往年のマニアたちが知る、あの黄色いカカトゥ、過去の画像選手権の画像でかなりの個体が見ることができます。今回しっかりセレクトしてきております。いずれ入荷がまた途絶えますし、ご存じの通りプカルパの名でやってきても"はてなマーク"が付きそうな便もそう少なくありません。今回がひとつのチャンスです。これはどうぞお見逃し無く!
ジュルアは現在Anの在庫もけっこういますので、ちょっとキレイネタで2ペアのみのセレクト品です。♀もしっかりサイズで、ブリードも比較的早いうちにねらえそうなペアでのチョイスです。




画像です。







【 Ap. cacatuoides "Pucallupa" 】
SOLD OUT!!
※ ユルエンイエローと同じ、黄色系の強い発色のカカトゥオイデス。次第に山吹色まで変わってゆきます。(残2)
言い過ぎれば、往年のマニアたちの心をくすぐる唯一のペルー産カカトゥ。以前はみんなこれを追っていました。











【 Ap. macmasteri "Super Red" 】
SOLD OUT!!

※ 今回は3ペアほどお持ちいたしました。いわずもがな、種としてはマクマステリー種ですね。
昔からドイツ・オランダやチェコでのこの種の認識が「ビエジタ種」なのですが、それは単に間違っているだけです。日本でも販売名は「ビエジタ」の名で販売されますが、向こうから付いてくるインボイスネームがそのまま冠されているだけのことで、種として正しい認識は「マクマステリー」になります。種としての「ビエジタ」は、別に存在します。はじめられて間もない方々は、いつもここで多少混乱しますね。蛇足かも知れないのですが、あえてやわらか解説いたしました。ともかくもいつも通り派手ですので、お好きな方はぜひどうぞ!







【 Ap. cacatuoides "Triple Red" 】
SOLD OUT!!
※ いつになくメスサイズが大きくクオリティーが高いです。(上記画像個体、1ペアのみ)








【 Nan. anduzei "Barcelos" 】
5尾
¥2,000-
10尾 ¥3,500-
※ 極小のナノストムス(ペンシル)。これもネグロのかれんな住人です!






明日も少し追加あり、お楽しみに!!



 3/15(木)

現地ブラジルの輸出業者から、実に衝撃的な画像が届いています。

シーズン終盤、とてもショッキングな画像です。はたしてこれは何でしょうか…。













【 Apistogramma spec. "NEW" 】
※ 詳細産地不詳(ネグロ水系のどこか)


なんだこれは。かなり
久々の衝撃です!!

派手さなら先月の強烈な赤いメンデジーがまだ記憶に新しい。そして今回はこの種ときた。顔つきとボディーの雰囲気はメンデジーに見える。ただ尾ビレはラウンド、するとこれはミウアの別タイプになるのであろうか。イエローボディーのタイプとホワイトボディーの個体がいそうだ。背ビレ後半の模様…、ミウアなのかそうではないのか、実物がとても気になります。新タイプではよくあることですが、詳細の産地がまだ伏せられています。個人的にある程度の想定はしておりますが…。




いったん、ご予約受け付け終了させていただきます。到着後、状態が整い次第ご連絡申しあげます。(3/16)




 3/14(水)

いよいよせまる「3/20」に開催予定の次回のアクアゼミ、なんでかお席がまだまだ空いています。直前に予定が空いた方はぜひご参加ください。今回もてんこ盛りの「アピストゼミ」になるようしかと演じてお見せいたします!!


2012 アクアリウムゼミナール(アピスト編 vol.1)
日 時
3月20日
9:00 〜 12:00
場 所
文京区 音羽アカデミー 1F 多目的ホール
テーマ
アピストグラマ Q&A大会
講 師
志藤 範行(An aquarium. 代表)
定 員
70名
参加費
¥2,000-
内 容

【講義内容(予定)】
 ・事前にお寄せいただいたQ&A
 ・会場でのQ&A
 ・その他


今回は予告通りに「Q&A大会」です。日頃の疑問をダイジェストでお答えいたします。分野は多岐にわたり、しかもハイレベルゼミさながらの掘り下げた内容も含めて、ひとつの質問に対してお話ししたいと思います。今回は、質問という形式で、テーマをご参加なされるみなさま方にゆだねます。素材を料理するコックはしとうがしっかり味付けしたいと思います。

「なかなか産んでくれないけど何かコツはある」

「GHってアピストには重要なの」

「低pHでの維持が難しいのですが楽な方法はありますか」

「生まれた稚魚の形が育ててみたらいまいちよくない、何か育成のポイントを知りたい」

「水槽のコンディションをあげる秘策を教えて!」

「R/Oってどんななの?」

「ベストな換水のタイミングを知りたい」

「ブラインシュリンプのわかし方をもう一度教えて」

「人工飼料と冷凍飼料、使い分けを知りたい」

「ビタエニアータの地域変種の色彩と体型の傾向を教えて!」

「留守にするときの水槽はどうすればいいの」

「温度を上げると早く稚魚が育ちますか?」

「ブラジル&ペルーのカカトゥオイデスの分布について」

「常備薬と使い方」

「ハイレベルゼミって、どんな内容なんですか?」

「病気を見分けるコツと治し方」

「エサはいつ与えるのがベスト?回数は?」

「ネグロ河をもっと知りたい、上流と下流の違いを教えて!」

「乾季と雨季の現地の様子」

「現地で繁殖行動をするのはどのタイミングか」

「水槽内で実際に落ち葉入れるのはどのくらい有効なのでしょう」

「ペアでアピストを選ぶコツを伝授して!、そして種類ごとの傾向なども」

などなど。挙げればきりがありませんね。なんでもよいですよ。こちらからの返答も時にはディープにそして多角的にゆきますので、ぜひご期待ください。


ということで、
ご参加者募集中です。メールかお電話でお申し込みください。今回の会場は70名収容可能なので、今のところ定員を満たさないで当日を迎える予定です。(笑)
ご質問をふたつまで、「
3/18まで」メールで送信ください。ゼミのパンフに今回いただきましたご質問をすべて列挙して、当日一気に解説いたします。期日がせまってまいりましたので、ご参加申し込みのあとご参加費は当日で大丈夫です。ここは少しご安心ください!





お店の休業日、さまざま水槽をいじりました。仕事とはいえ、とても楽しいものです。

今回は上段のあまり見えない水槽、内部フィルターでサカナをやろうという魂胆です。サカナってもアピストですけどね。一方は、アドケタ用に使ってみようかな。ワクワクします。
そう、いつも通りに「特攻隊」はすでに収容済み。ろ過も中味は使用済みや、絞り汁エキスの分散などをして初日からブラインを投入しています。一方は100%R/Oの水を使用し、一方は水道水に魚用ではタブーのKHマイナスを使用して少し実験をはじめました・・・。




新品の流木はアンモニアが初期に少し出ますので、多少pHの上昇が見られます。承知していますので、チェックしながらどんなになるのかをこれからしばらくは経過観察してゆきます。アンモニアが気になる方は「パック流木」をチョイスください。今回はあえてレイアウト用の枝流木とホーンウッドを投入しております。訳あってこのチョイスにしました。近日発売予定!!ネグロの魂」というあやしげな液体も投入しています。アピストがキレイに育ってしまったり・卵を産みまくり水槽がいっぱいになって困ってしまったり、そんないけない効果が期待できるAn aquarium.オリジナルのなんとも呪われた魔法の液体です。(笑)
後日新規に店頭販売を開始いたしますが、みなさん決して買わないようにしてください!。なぜなら、ふと気がつくと「水槽が足りないので増設したいです」とか、レジ前で「APAP水槽台を2台注文します!」などと、意に反した言葉を発するようになるからです。サカナに効くというよりも人に効いてしまうので、どうぞご注意ください。中味は秘密です。今度のアクアゼミの「Q&A大会」の時に少しお話ししようとたくらんでいます。(笑笑)






エリザベ100尾入れました!!


水槽がでかいとサカナもたくさん入ってしまう。みんな生き生きしています。ロスの確認も今のところはゼロ、実はこっそり2週間前にド〜ンと投入してあります。てか、死んでもこれじゃわからんのだよ。日々ふてくされる必要もなく、それに気がつかずに知らんで過ごせるのでかえって心地よい。(笑)






細長90。こっちは
ジュルア40尾入れました!!


よって特価です。明日からジュルアエメラルドは「ペア¥19,800-」にて特価サービスします。たっぷりいますので、今ならよりどりみどりでお選びいただけます。






ここには
エリザベ35尾入ってます!!


エリザベは、もう少ないので特価はありません。ごめんなさい。これから今期最後の入荷でもあれば、この魚種もまた検討いたします。少しお安く欲しい方は、シーズン終盤の駆け込みで新規の入荷があることをそっと祈っていてください!!
メスの単品出しサービスは終了いたしました。オスの方が数に余裕がありますので、こちらは大丈夫です。基本的に今後はペアでの販売となりますが、オスのみであれば単品出しOK!!。頬赤or赤腹個体もまだまだおりますので、お好みチョイスが可能です。






45×40×40のトニナ水槽。まずこちらは、昨年11月からスタートした水槽の様子。


トニナの形状に変化が生じました。細葉かつ細茎で展開しています。パワーサンドの初期の強烈な肥料効果が一段落して、さらに美しいかれんな表情に変わります。実に、ここからが本番なんです。アピストのためのトニナ水槽としては、これからが水槽コンディションの波の振幅がせまくなり、さらなる安定化のきざしです。継続的な水槽環境をサカナに提供できること、これは仕上がりの順調さを保証してくれるのです。トリミングや差し戻しをくり返して、とある水槽環境を整える。すでに4ヶ月目に突入し、その雰囲気をようやく感じることができました。乱雑な感じ、これでいいんです。アピストのためのトニナ水槽は、できるだけ凸凹でよいんです。イメージは落ち葉の階層をトニナの傘で演出すること、この水槽にはカカトゥのカレイロの稚魚たちが数多乱舞しています。エサの時間に、トニナの森の茂みの中から大挙をなして前に出てきます。個体どおしのストレートな衝突を避けるトニナの森、その効果はこの稚魚たちの生長具合が今後もしっかりと物語ってくれます。その管理は、トニナの調子を落とすことなく適度にトリミングと換水の作業を続けること、これだけで十分なのです。






アフリカーナを使用していた上記水槽のお隣の同サイズ45×40×40水槽。最後は立ち上がらなかった水槽を、お店の休業日を利用して大胆にリセット敢行。


忙しさにかまけて、その時々で年末より換水をさぼってきたあげく、年が明けても最悪だったあの水槽。もうたまらんとお店のお休みを利用して、アフリカーナを8割吸い出し、アマゾニアをどんと足しました。そして先日の55キューブで残していた、本来捨てる部分のでかい傘のトニナを深植えしています。上の水槽とサイズは一緒なんですが、傘がでかすぎて水槽が30キューブぐらいにしか見えませんね。(泪)
この水槽も少しずつ形にしてゆきます。水槽全面にトニナを根張りさせ、全体の安定化をはかりながら、アピストを収容しながらその様子を観察できるように形作ってゆきます。どのように施してゆくのか、どのくらいの時間を必要とするのか、実物の水槽を使ってみなさま方の目の前で今後おみせしてゆこうと思っています。ご来店ついでにその変化をお楽しみください。



さて、なんとか使いやすい「pHメーター」と出会うことができました。黄色のスティック型で簡易的なものですが、数字のブレが無く使用感に置いては心地よい印象を持っています。もう少し試したあとで、An aquarium.のオススメ商品としてラインナップする予定です。表示は小数点1位まで、これがいいんです。




 3/13(火)

本日もおさかな到来!!
状態の整った先週のブラジル便、久々の新ネタパウキもあります。

・Ap. パウキスクアミス "Novo Airao"【Brazil Manaus特殊便/WILD】
・Ap. ディプロタエニア "Ig. Zamura"【Brazil Manaus特殊便/WILD】


パウキスクアミスのノボアイロン産、前回はK2便で2008年2月、ざっと4年ぶりの日本上陸となりました。この場所のパウキは、ネグロ河最下流域に棲息する個体たちです。サンタイザベル、バルセロス周辺産、そしてこの下流域と、大きく分けて3つの産地産がパウキでは有名です。ここ数年来では、サンタイザベル周辺のいくつかの河川産と、バルセロス近郊産がよく見かけましたね。少し迫力がある顔つきと体型、この地の特徴のひとつ。パウキ好きの方々はぜひチェックください。
ディプロは、先週の頬赤強青新タイプのお求めやすい版の「ザムラ産」をたっぷりご用意いたしております。メラニンパターンがなんだか不思議な感じです。こちらもご来店の折にでもチェックしておきましょう。




さっそく画像です!!
























【 Ap. paucisquamis "Novo Airao" 】
ペア
¥9,800-
※ さまざまお好みでお選びいただけます。尾ビレオレンジ入り個体はペア¥15,000-です。
















【 Ap. diplotaenia "Ig. Zamura" 】
ペア
¥19,000-
※ 今シーズン初到来の河川産。いつになく色合いの強いディプロタエニアです。





 3/12(月)

宿題提出、ようやく画像の提出を終えました。








「アクアコンパクトEHEIM2005」を使用した水草レイアウトサンプル。前回もトニナ、今回もトニナ。今回もこの手の水草の使用により、あえて露出を増やしました。素材さえ十分にあれば、キレイに形作るのにはうってつけの水草です。頂芽の群生美はご覧の通り、ピンセットを使用した回数分だけ上達してゆくので、どなたさまも次第に達成感に包まれます。
ただ、有茎種ですのでいずれは水面を目指し伸び放題に。何度かの差し戻しによるトリミングが必須ですね。一度はどなたでもチャレンジしてみて、手間とその美しさ、それを天秤にかけて見るのもよし。この手の水草では換水が重要なことと、同時に「KHマイナス」を上手に使用することで、水草水槽とKHの関係などを知りマスターすることができます。ひと時代前のお話しでは、単にこの種の水草は「難しい水草」としての位置付けしかなく、一部の愛好家だけが育生することができるといった、
そんな水草でした。当時からAn aquarium.では、スムーズに育生&増殖させ自家生産し続けてきましたが、単に「難しい水草」というカテゴリーから容易に脱することができるよう、その手法を公開しております。過去のNEWSページにてそのやりかたをセッティングから公開しておりますので、興味のある方はぜひチェックしてください。ここは難しいのではなく、その「やり方がある」だけなのです。ノウハウが詰まってます。その通りにやることで、「育てられる」から、今度は「活用する」「その魅力を引き出す」へと、少し発展させてこの手の水草を楽しんでみてください。




あえて側面から。この水槽、非常に奥行きが浅く水槽背部の特に右側は盛り土を施しています。流木でなだれを防ぎ3段になるように活用しています。小型サイズのわりに薄く背高の水槽でのレイアウトとなりましたので、間抜けな感じにならないようここは気を配りました。頂芽のキレイな水草たちは、下位の葉の部分を隠してあげると、頂芽部分の美しさだけでとてもキレイに表現ができます。流木を縦に使った理由はそのあたりにもあり、横置きに使用した通常のスタイルで前回のEHEIMの宿題を終えたので、今回は少し趣向を変えてみたわけです。「流木で下の茎の部分を隠す」そして「流れ」を植え込み作業で形作る、そうした意思のもとで製作した即興レイアウト。植え込み後にすぐに完成します。そして多少伸びてきてもしばし余裕で楽しめます。まだやってみたことのない方はぜひ一度チャレンジしてみてください。



実はですね、この水槽の製作依頼があったときに、グロッソスティグマの単植でやってみようと思っていました。年末からこれまで手が空かずに店内もかなり悲惨なことになってきている、サカナはやってくるしその後の対応にも追われ続けて本日に至っておりました。1週間を目処に、あえてこの水槽を解体して当初考えていたグロッソ水槽に変えてしまう予定です。この調子では果たしてなせるのかどうか、はなはだ自分でも疑問だらけではありますが、自らに負荷をかける意味でもあえて宣言してみました。さて如何に・・・。





この60Hの水槽はアクアライフ取材班が昨日昼過ぎから撮影をしてゆきました。




先月の2月14日にセッティングしていますので、スタート後から数えてまだ1ヶ月弱です。トロピカポットをひとつだけ植え込んだグロッソスティグマが一部分を残し辛うじて前景を覆っています。トニナはあえて撮影日を目指して先週差し戻しを行っていますが、想定より2日早く出来上がってしまい、撮影日の今日は少し延びすぎた感があります。先週からあえて換水を控えて、生長もおさえたつもりではありましたが、この水槽での斑入りトニナの勢いの方が勝りました。前回は撮影日を想定してのトリミングでしたが、今回はしばしの維持管理を考えて少し短めに差し戻しておきたいと思います。





トニナ、底床すれすれのカットの様子。




画像の様子で十分です。バサバサいってください。残した部分は気にする事なかれ、その上から差し戻して植え込みだけです。アピスト用に準備したトニナ水槽では、できるだけ底床の全面に何かしらの水草の根を張らせることが大事な目標です。底床むき出しのスペースが多いと、なんでか水槽が安定してゆかない。増えてきたら領域拡大、側芽をカットしてトニナの領域をしっかり拡大させてあげてください。以上、昨日更新ネタの補足です。





55キューブ、大量のトニナ。差し戻し後の経過はご覧の様子です。想定通りですが、これはこれで困ったものです。またその・・・、差し戻し時期がやってきます。ただ、まだ手があるんです。後日あらためてお披露目します。(笑)







泪の45cm水槽。お店のお休みの作業となりそうです。



スターレンジは常に水面を目指して直進します。サカナが入っているトニナ水槽、サカナのために差し戻す、もしくはカットする。水草が作ってくれる水槽環境ですので、さかなと水草を同時に念頭に置いての管理を行います。頃合いが慣れないと難しい。気がつくとできている。すべては経過観察がモノをいう。若い頃は感じることができない「経験」がすべての世界。経験がないとできないのか、ある意味やはりできない。ただはじめないと経験することができない。紙の上での知識が実世界で表現なされる。目の前の現実、これがすべてなのかも知れない。気をつけないと。(笑)




 3/11(日)

Anでは連日、トニナ水槽にまつわるお話しが日常になっています。この種の水草の育生ポイントや、アピスト導入に関してのポイント、そしてトリミングや差し戻しに関してなど、多岐にわたります。

初めてトライするトニナ水槽で、webの通りの手法でスタートできると、間もなくして想い描いた水槽を手中にします。伸びてきたトニナの様子を見て、次に気になるのが差し戻しやトリミングの手法です。今回はこのあたりにスポットを当てて、簡単に説明してゆきます。


伸びすぎたトニナを底床すれすれでカットしたら、次の作業は背の高い順に丁寧に並べます。実は、この作業が最大のポイントとも言えます。傾斜をつけて形作るのには、あらかじめサイズを順に揃えておきます。このまま放置しておくと葉が乾いてゆきますので、ときおり霧吹きをかけて濡れたままで植え込み作業を待つようにします。作業時間が長くなりそうなときは、ラップか濡れた新聞紙で保護しておきましょう。




こちらは短いサイズで準備したものです。サイズをある程度そろえておきます。今回は1枚目の発泡板には「最も長いグループ」のトニナを、そしてこの2枚目の発泡板の上に、小さめグループからサイズをさらに三段階に分けて、ブロックにして準備しておきます。ここでは、右半分のスペースには比較的長い株を、左半分の下側の横を向いているものはその次に短いグループ、その左上のかたまりは最も短い株ですね。




1枚目・2枚目の発泡板を合わせてこんな感じにしておきます。傾斜をつけて植え込む際にはとても有効な行為です。キレイに植え込みたいときは、ここの作業を手抜かり無くしっかり行いスタンバイしておきます。そして、背の高い株から水槽後部から植え込んでゆきます。次第に傾斜を下げて、頂芽がキレイなトニナを階段状に形作ってゆきます。




頂芽がきれいな水草シリーズ、スターレンジ。こちらもふんだんに準備しました。これらの水草たちは、最初からふんだんに準備するのではなく、少量入手し適切な育生条件を準備した水槽にて育生し殖やしておきます。必要本数をはじめから準備すると、かなり高額なブルジョアな趣味になりますので、少し考慮すると低コストで十分に楽しむことができます。この水草は、昨年末より2本の45cm水槽にて育生していましたので、今回はそこからカットして準備しています。
この水草もトニナ同様に背の高い順に並べておくことで、容易に頂芽のキレイな傾斜を形作ることができます。



この行為は、あくまで植え込み前の準備の段階です。ただこの準備により、非常に植え込みが楽になりますので、ぜひ毎回こんな感じにして植え込み作業を行ってみてください。





そして、こうなります。以上、閉店後は深夜にわたる作業になりました。

EHEIMさんからのふたつ目の宿題、年をまたいでようやくの完成です。(大粒泪)



なんとも今回は、3/11の深夜2時の撮影になりました。なぜなら明日の昼の1時から、アクアライフの撮影があるからです。明日の撮影のメインはもう一本のトニナ水槽「60H」です。掲載は次号の「アクアプランツ」、4月発売の号を予定しています。




 3/10(土)

予定通りのおさかな到着。本日土曜日にも新規ネタより追加してございます。

・Ap. パウキスクアミス "Ig. Baru-baru"(New!!)【Brazil Manaus特殊便/WILD】
・Ap. "ロートカイル/Ig. Baru-baru"(New!!)【Brazil Manaus特殊便/WILD】
・Ap. "ロートカイル/Ig. Zamura"(New!!)【Brazil Manaus特殊便/WILD】
・Ap. ディプロタエニア "Ig. Zamura"(New!!)【Brazil Manaus特殊便/WILD】

すべて収容を完了しております。なかなか良いですよ、ワクワクします。




そしてさっそく本日入荷分の画像です。




















【 Ap. "Rotkeil/Ig. Baru-baru" 】
ペア
¥25,000-
※ ほぼすべての♂個体のアゴ下に、エンジのスポットorオレンジ〜イエローの色彩あり。
入荷個体サイズはあらかた4cm弱。いずれも稀に見る上物ネタ。初登場のナイスな産地産!

















【 Ap. paucisquamis "Ig. Baru-baru" 】
ペア
¥12,000-
※ ブルーメタリックの質感とオレンジフェイス&オレンジボディーが強烈。パウキに一本取られた感じ…。
このたび日本初登場の河川産。バルセロスの町から北岸へ、そしてだいぶ遠い奥地から来ています!









【 Ap. "Rotkeil/Ig. Zamura" 】
ペア
¥29,000-
※ 日本上陸は結局4個体のみ。このたびその全数がAn aquarium.に到来しています。
ご覧の通りまだチビサイズ。よって今のところペアはひとつだけしか取れない…。











【 Ap. diplotaenia "Ig. Zamura" 】
ペア
¥28,000-
※ 水槽導入直後はただの銀色でしたが、時間を追って分かりやすく頬赤が生じてきています。
これもこのたび日本初登場の産地産ディプロ。上記のロートカイルといっしょに採れている。





 3/9(金)

定例の金曜仕入れ、ブラジルのマナウス便なども昼過ぎに到来。さっそくお持ちしています。

・Ap. ビタエニアータ "Castanha/Blue"【Brazil Manaus便/WILD】
・Iv. アドケタ "Tuccano"
【Brazil Manaus便/WILD】
・ブリタニクチス マイヤシー "Platinum"
【Brazil Manaus便/WILD】
・アフリカンランプアイ "ギニア"
【Guinea便/WILD】
・マーサハチェット "Platinum"
【Colombia便/WILD】
・ゴールデンハニー
・フライングフォックス(小さめ)


実はネグロのアピストのみですが、明日も新規の到着ネタあり。お楽しみに!!




スゴネタ画像です。(泪)







【 Brittanichthys myersi "Platinium" 】
SOLD OUT!!
※ 稀に見る、ものすごい質感です。(1尾のみ)








【 Ap. bitaeniata "Castanha-Blue" 】
SOLD OUT!!

※ 1ペアのみ、久々「S-class」極上ネタです。さらに「A-class」も少しいます。
今からちょうど1年前にこのページでご紹介した「スゴヒレ個体」と実に同じネタ。





【 Ap. bitaeniata "Castanha-Blue" 】
1尾
¥14,800-
※ この個体のみ、背ビレの中に黄色が幅広く入る。変わった個体です。




















【 Iv. adoketa "Tuccano/Uaupes-System" 】
ペア
¥35,000-

※ 撮影のあと、念のために黄色い薬を入れました。リリースは1週間後から。先行でご予約お受けいたします!(ただオススメしませんが、ご自分で立ち上げられる方は店頭でのお渡し可能です。この場合は経験者の方のみどうぞ!)
もうWILDの入荷は無いかと思っていました。画像の印象の通り、前回よりは色合いとサイズがわずかに落ちますが、この入荷を最後に今後の入荷は微妙な感じ、ふとそんな気がしています…。まずは頑張ってペアの確保に努めますが、微妙な場合は前もってお伝えいたします。確実なペアでのリリースは本日のところ数ペアであろうと見立てています。(上位個体もわずかにおります。ご希望の場合はお気軽にお声がけください。ただ少し高いです・笑)
単品出しご希望の場合は、今月末ぐらいからを予定しています。しばしお待ちください。





 3/8(木)

カーニバル明けのブラジル便の第一陣、無事に到着しました。

・Ap. パウキスクアミス "Rio Araca"【Brazil Manaus特殊便/WILD】
・Ap. ギビケプス "Ig. Baru-baru"
【Brazil Manaus特殊便/WILD】


本日到着分はこの2種のみ。今回便のネタはネグロ中流の町バルセロスからボートで北岸に渡り、新たな産地を開拓しそこからさっそく来ています。新たな産地産、この地のパウキはハイコブレハのページでもだいぶ前に紹介されており、日本への上陸は初めてのようです。実に先月にやってきたすご色のゲフィラとなんとも同一河川産です。ハイコの画像ではボディーのオレンジが強烈。今回ネタは実物からすると、おまけにブルーメタリックの期待も大です。
ギビケプス、バルセロス周辺産はこれまではちょっと寸詰まり気味な個体が少なくなかったのですが、今回ネタはなかなかいそうでいない、総じて「ロングボディー」の美しいフォルムの個体たちです。まだ到着間近で痩せているせいもありますが、ヒレの大きさも目立ちかなりの良個体。つまりはキレイな体型の地域産と言えます。そうはない入手チャンスですので、ここはせっかくの機会ですから、お値段は2ペア同時にいけるようにおさえ目でのリリースをさせていただきます。今なら数も十分おりますので、よりどりみどりでお選びください。発送でのご利用の方は、いつも通りに「現状で一番いいのをくれ!」とご指示ください。わたくしが代わりに眼になります!
あちらこちらで目にする「流行りもの」を追うのもわるくはありません。一方で趣味のひとつとして、ご自分だけの趣味のアピストが幾種かあると、また違った意味での楽しみが広がります。こっそり楽しんでみてください!





ではさっそく、週間もなくの本日ネタの画像です。


※ からだがやはり長い。


※ しっかり♀個体、これも長い。


※ 小さめ♂、背ビレの2〜4条目が尖り気味。伸びてゆきそうです。


【 Ap. gibbiceps "Ig. Baru-baru" 】
ペア
¥8,000-
※ なかなかナイスな体型です。実際はあまり来ませんね。上のクラスがわずかにおります。




※ 来た手ですがやたらとブルーメタリックの片鱗。


※ チビサイズ♂。頬黄色と、やはりなんだか青い。


※ ボディーの黄色がオレンジに変わってゆきそうな片鱗あり…。


※ ぼけた体の後半がいやらしく光る。チビのくせに。


※ かぶりました…。


※ またなにやら始まった。


※ なるほど!


※ そう来ちゃって…。


【 Ap. paucisquamis "Rio Araca" 】
ペア
¥9,000-
※ 少し高いですが、尾ビレがオレンジの個体たちも少しいます。



明日も仕入れに出動します。お店への帰りがいつもより遅くなる予定ですので、したがいまして開店時間も少し遅くなります。早ければ5時ぐらい、場合によってはもう少し遅くなるかもしれません。ネタ次第なところがあります。勝手ながらどうぞご了承ください。




 3/7(水)

カレイロ水槽の経緯報告。ふ化より3日目の様子です。


今回も180度、水槽を裏返しての状況チェックを行いました。メスはすぐに体をはってガードに来ます。ふ化後よりどの程度目減りしているのか、それと発育具合は順調かどうか、この点の観察を重点にチェックします。
目減り具合はこの水槽のコンディションチェックとなり、波の経過チェックとして今後の想定がある程度可能になります。ただ、想定はあくまで想定に過ぎませんので、今後の様子をチェックしながら「点」を「線」として認識してゆく材料にします。その一端を数値化できるとしたら稚魚の数になるのですが、掻き出して数えるわけもゆかず、ここは前回と比較してどうか、おおよその状況しか把握できないところです。




前回と同じ場所にかくまっています。ヨークサックが気持ち小さくなり、体の部分が目立つようになりました。しげく体を振りながら、わずかに移動できる時期にさしかかっています。ご覧のように団子状にかたまりのままの様子ですので、自力で気ままに泳ぐことはまだできません。今回は流木を傾けずにそのままの状態で撮影を行いましたので、全数チェックとまではゆきませんでしたが、大幅に目減りした様子は見受けられませんでしたので、ここまでは順調と受け止めることができました。



週末には自力で泳げるようになります。ただ、さらに正確な数を数えるのが困難になります。状況判断の材料として把握することができる事柄なので、目測でもなんでも、ある程度の数のチェックを行っておくようにします。少しやっかいです。


さてさて、カーニバルの影響でブラジル便がしばしストップしておりましたが、ようやく動きがあります。さっそく明日の木曜日には、わずかにアピストの追加があります。週末にかけてもいくつかありますので、少しだけ楽しみにお待ちください。











【 Ap. cacatuoides "Novo Araca" 】
ペア
¥28,000-
※ 残2ペア。4cmほどでペア取りできます。






【 Ap. bitaeniata "Novo Araca" 】
ペア
¥15,000-
※ 先週入荷分、こちらも順調にキレイになってきています。







チョキチョキして差し戻しました。





処置前は250wの光量のおかげで、だいぶ傘が大きくなっていましたが、差し戻しを行う株はここでもやはり側芽のみです。本体の大きい株は処分し、傘の小さなところだけを再度植え込みます。水槽がでかいと作業も時間がかかります。まずは底床すれすれですべてをカットし、それを保存しておきます。乾いてしまうので濡れた新聞紙をかけておくか、ビニール袋の中に入れて防ぎます。その間に換水しながら底床のクリーニングを適度に施し、保存したトニナの側芽をカットしてゆきます。植え込む株と処分してしまう株を分けて、植え込み前の準備を行います。
あとは一気に植え込むだけ。ご覧のような様子になりました。そして、植え込み後にKHマイナスを入れてしっかり換水。ここまでが今回の作業の工程です。だいたい1時間半ほどの作業です。ここではすでにアピストを収容しています。しばらくの間はエサは少なめに投入するよう心がけます。




 3/6(火)














道具がないと始まらない。趣味だもの、できるだけ良いのが欲しい。

スピニングは、どうせ買うならシマノのステラしかいらない…。趣味だもの、一番いいのが欲しいのだ。

アピストや水草の趣味の世界、一番高いものを買っても破産してしまうことはない。値段も知れている。置くことができる水槽の数も限られているし、やっぱり一番いいのが欲しくなる。




CO2のカウンター、「
ADAのグラスカウンター」。実はこれしかない。

¥900-のカウンターと、この¥4,000-ほどするカウンター、実に用途は同じだ。同じような効能で、決定的に違うものがある。これ以上は上がない、という心地よい代え難き満足感。デザイン性、完成度の高さ、発売されてからすでに15年以上過ぎている。ただ、これを超える満足感を与えてくれるカウンターと今だ出会ったことはない。
Anを訪れ、その後も次第にその小さな店に定着する方々、結局は店主と同じ種類の人間たちであることが通例。感化されたのだろうか、いや多くは同じ種類の人間が行き場を見つけただけなのだ。趣味指向が似ている、長きにわたりショップを経営し続けてきても、結局は同じ種類の人間たちが集ってしまうだけなのだ。web上でおどる言葉の端々のニュアンスを探られている。なんだか不思議と発信側の心の内側まで見通されている。
アクアリウムの趣味をはじめ、2〜3年ほどすると飽きが来る。多くの方々はそれで次第に離れてゆく。ブログの多くが2年、長くて3年で収束してしまっている事実からもそれをかすかに知ることができる。ある意味ではその方が余計な散財がつづかないですむので幸せかも知れない。その中でふと、とあるお店に出会ってしまう。また散財がつづく。ん〜、やっぱり出会ってしまわない方が幸せだったかも知れない。やめる幸せ、続ける不幸。ホントかどうかは知らない。それはご自分で決めることかもしれない。

webでの情報を入手するのが普通になった時代、その店から毎回送られてくる発泡のテープの最後の折り返しにふと気がつく。たった2秒で出来る作業。梱包の方法をただ一度もこの場で売りにすることなく、ひとつひとつの梱包作業の最後、この2秒にそっと想いを込める。気がつく方もいればそうではない方もいること、これもまた昔からすでに承知している…。


もうすぐあの日がやって来る。

ささやかなこれまでの人生を大きく揺さぶり振り返ることとなった、あの日が・・・。








「X構図」完成。といっても、撮影を控え植え直しただけです。初めてでも、このぐらいならやれそうな気がする、そんな水槽を目指しました。水深45cm、この急角度のトニナの傾斜はただやはり少し慣れないと難しいかも知れない。撮影時期が決まり、植え替え後の展開を予想しての作業。ここに少しノウハウを込める。
週明けの撮影、両サイドのトニナがちょうど水面近くまで到達している予定。あとの続きは4月発売の「アクアプランツ最新号」にてご覧ください。若干のテキストを交えての紹介となるはずです。







※ 入手は今年1月。チビサイズがようやく育ってきています。


※ アゴ下の赤点が好きな方、オススメです。ロートカイル、気がつけばすでにネグロのシーズンも終盤。


【 Ap. "Rotkeil/MonteCristo" 】
ペア
¥22,800-
※ まずは3ペアほど、小さめサイズでリリース開始です。




※ こちらは2ペアのみ、サンジョアキン産。


※ ♀も小粒ながら良い雰囲気です。


【 Ap. "Rotkeil/SaoJoaquim" 】
ペア
¥24,800-
※ 入荷総数が少なかった。ようやくいけてる感じでリリースできます。おはやめにどうぞ。




【 Ap. mendezi "Rio Aiwana Special"(A-class)】
ペア
¥39,000-
※ あの「68コース」の下の手です。こちらはすでに♀が小さく残りわずかです。




※ やってきたのはマメマメサイズで1月末。なんとか雌雄の分かる個体が生じてきました。


【 Ap. "Breitbinden/SaoJoaquim" 】
ペア
¥19,000-
※ 10尾少しおりますが、現在ペア出しできるのは2ペアのみ。貴重な産地産。




※ 体色もはじめから薄ら青い。


※ 顔面黄色です。


※ 特筆すべき事実、メスの斑点が他の産地産よりでかい。


【 Ap. norberti 】
ペア
¥4,500-
※ 先週末に追加したネタです。今回も安いけどよい感じ。あまり見ない産地産ですね。






「昔はよかった」だなんて、絶対に口にするものか。生きている時代は今だ。今の時間も現在進行形で進んでいる。取り返しがつかない。苦労して稼いだお金だもの、ホンモノがやっているところで銭を落としたい。とすると、自分がしなければならないことが見えてくる。ホンモノになる努力だけだ。人生も半分過ぎて、生きるということが意外にもシンプルであることを知る。二度とレイアウト水槽を作れなくなったとき、君のおかげでとても楽しい人生だったよと、手を握って笑顔で死んでゆくことを夢見ている。だから今日もアピストの撮影をする、そんなものだ。(笑)




 3/5(月)





店頭の入り口にある30キューブ水槽、予定通り本日ふ化しています。産卵した場所から水槽背部のこんなところに上手く移動していた。何度も流木ひっくり返されて見られちゃうものだもの、「産んだ場所がやばい場所!」との認識を植え付けた結果です。こちらは何枚も上手です。なんと今回は水槽を180度ぐるりと回して撮影しました(笑)。そう、状況確認のため、なんでもありです!!




アピストの場合は、通常産卵場所から仔供たちを移動させないケースが多い。その場でそのまま自由遊泳期をむかえるまで、守っていることが多い。このような環境に置かれた母親は、ふ化したての稚魚たちをより安全な場所に移動させることが時々あります。ディクロスス属の多くは日に何度も移動させますが、アピストグラマ属では多くても1・2度、今回のケースのように自分で判断した「安全地帯」に口で移動し、かためて&まとめておくことがあります。


自生地では折り重なった落ち葉の中で、葉の裏側に逆さになって天井に卵を産み付けます。♂は♀の産卵後にこれまた逆さになって放精します。その行為を何度か繰り返し生み付け作業が終了いたします。そのあと、♀は産卵床付近を守り、♂は遠巻きにまわりを警戒します。自然界と水槽内とはこの点ではほぼ同じです。異なる点が、水槽内ではスペースが限られていること。♂が遠巻きに守ることができないケースが多々あります。♀の主たる縄張り内に♂が入り込む時があります。つまりガラスで仕切られているので、♂が遠巻きに守っているつもりでも、♀の保護領域に進入してしまいがちになるのです。ここで♀が、♂の近寄り具合をいやがり♂に対してもその矛先を向けることがよくあるのです。つまり、産卵後に♂が追い立てられ居場所をなくすケースですね。水槽のはじでヒレがボロボロになり棒立ち状態、こんな様子と水槽内で遭遇するケースは決して少なくありません。




水槽を裏返して、移動した稚魚の撮影を試みる。間もなくして♀がやってきて、身をていして稚魚をガードする。「見えないよ!そこどいて!」そうは行きませんね。彼女も必死です。
産卵したのか否か、まだ稚魚がいるのか否か、これを判断するのには、手前で泳いでいたメスがある特定の場所に戻るような仕草をするかどうかでチェックすることができます。警戒し守っている様子が見えるが、稚魚や卵が確認できない。こんな時は行動をよく観察することです。追い散らしたあとで、ある特定の場所に戻る行動、それが見られたらその場に稚魚か卵がまだ存在しています。幾度かの経験により、こんな傾向が受け止められるようになるので、まだ残っているのかどうかの判断材料として活用します。観察眼が必要です。アピストはよく見てあげること、ここがとても重要ですね。サカナから教わることがあまりにも多いです。




やっと撮らせてくれました。その数も数えましたよ今回も。(笑)
見えているだけで「120尾以上」プロットできました。奥にもまだありそうですので、昨日の数から判断してほぼふ化したような印象です。卵のうちはその数をしっかり把握しやすいのですが、ふ化してしまうと確認するための撮影が容易ではなく正確な数を把握するのが難しい。今回は数えられるだけ、しっかり数えましたが、その数が「150台」なのか「130台」なのかまでは把握できず。画像で写らなかった部分を想定して「135尾以上」いることだけは確認いたしました。




減少する数が少ないということは、「水槽コンディションの波」が緩やかであるか、上昇方向に向かっていると判断できます。過去をふり返り、この水槽の経緯がどうであったか、この辺を同時に振り返ると今後どのように推移するかの想定もある程度できるようになります。想定しその結果を受け止める。単にこの繰り返し。産んでしまったら、飼育者がなせることは意外に少ない。上手くゆくかいかないか、依存するのはこの水槽のコンディション次第なのですね。
この時期も「いつもといっしょのエサの量」です。飼育者が特別しなければならないこと、稚魚にしっかりエサをやる行為ではなくて、『いつもと同じ量のエサを毎日投入できること』なのです。無事に自由遊泳期をむかえ、ひと月たったあとでも、『いつもと同じ量のエサを毎日投入できること』がポイントなのです。簡単に思えて、これはなかなかできませんけど。(笑)




このこどもたち、自力で泳ぎだし初めてエサを口にするのが今週末の土日あたりになります。♀は♂との同居をまだいやがってはおりません。♂も♀の警戒色とその行動を受け入れています。今後の注意点としては、30キューブという限られた水槽スペースで、今回はこの雌雄間の関係はこのまま一緒でよいのかどうか、別に分けるべきかどうか、この点を日々の観察から判断してゆきます。



想定外な事件が生じなければ、しばしこの様子を店頭にて観察することができると思います。あえてご来店時にみなさま方にチェックいただけるよう、これらの経緯を一通りご覧いただけるオープンな場所にこの水槽は置かれております。気になる方は、ぜひご来店ついでにご覧ください。お尋ねごとはその時にでもご遠慮なくどうぞ!!




 3/4(日)

本日は2回閉店いたしました。これまでの短い人生でも初めての出来事です。
ゼミのあとの閉店時間が「00:15」、3/4通常営業後が「19:45」、最後のお客さまのお相手のあとのお時間です。こんな具合でしたよ。(笑)


昨日はゼミ修了後に、5時に閉めたお店を再度を開けました。ゼミの後に少しお店にゆきたい、とそんなみなさま方の思いを少し叶えるため。そこは和やかにご参加同士の交流の場ともなり、開催側としてもとてもほほえましく拝見していました。お買い物以外にもお店の利用価値があるってこと、心地よくうれしいものです。
終電の時間が迫り、一度忘れた日常をそっと思い出し帰途につく。ニマニマ顔で終電近い電車に乗っていただけたのなら、これまたうれしいものです。そしてそして最後の3名様、ふと気がつけば日付が変わろうという時間。「終電大丈夫ですか?」の問いに『電車なくなったら、タクシーで帰るからいいんだよ!』。泪が出ますよ…。
またもっともっと頑張らないと!、かつての人嫌いの人間が、ヒトの背中に励まされている。歳をへると変わるもんですと、我ながらあらためて驚いた。ヒトを動かすことができるのは、ヒトの「熱い想い」が最もやさしい手法。しとうを動かしている原動力が、みなさま方の「熱い想い」であることはいまさら語るべくことではないが、逆にこちらから発信できることに想いを乗せることができれば、次回のゼミもきっと成功に導くことができるだろう、そう確信した瞬間。だからまた頑張ろう!ってなわけで、いつもこんな単純構図の中で生きることにしている。これは楽でいいもんだ。

さて、アピストたちはそうは行かない。「熱い想い」がブラインを絞るスポイトの小指に伝わり、過剰にエサを投入してしまう。「熱い想い」の先行はサカナに対してはまったくもって通じない。冷静な目と、冷静な判断、事実をそのまま受け止めること、感情を後回しにして常に『サカナ向きとは何か!?』を模索する。趣味でアピストをやり続けるのにはやはり知恵がいるのだ。「熱い想い」が通じない相手には、徹底して「相手向きの配慮」が必要である。そこで一歩進展する。そして一方、人間向きにはどうかと考える。相手に思いが通じないとき、伝えている相手を非難するか、「相手向きの配慮」をしてみるのが良いのかも知れない。そうね、やっぱりアピストから学ぶ人生訓はあまりにも多すぎる。いまさらながら、これもやばいよ。(笑)


ゼミのあと、またテキストから入ってしまった。どうしてもみなさま方にできるだけ上手く伝えようと、毎回アタマの中を論理的にしてからゼミに望むようにしているので、こんな傾向になってしまいます。(泪)





あっ、それと、数少ないアクアゼミ パーフェクト参加のお客さまより、「アクアエントゥ」のバックナンバーをご提供いただいております。お貸しいたしますので、ご希望の方は店頭までお立ち寄りください。1〜3号は執筆していませんが、8
号からしばらくの号は、二十代のしとう原稿が登場しています。今よりはるかに大人っぽいかたい感じの文章です。不思議です、でも単にこれも『当時は若かった…』ってことですけど。
ご希望の方は、お気軽にお声がけください!!






30キューブ、昨日の続き。


全体の様子から感じられる情報量は、受け止め側により異なります。ここでの使用器材はご覧の通り、ブリラントフィルター・エバリスオートヒーター・少し明るめのライト・底床にアフリカーナ極薄め・小さめ流木3個・浮き草系で2種・活着ものプチナナとミクロソルム、こんなところでしょうか。
そしてその他の状況を見る。水の色、水草たちの様子、全体的なコケの生え具合と、そんなところからも何かしらを受け止められる。




浮き草関係の様子。フロッグピットは良好に展開し、サカナの飛び跳ね防止にも一役かってくれる。この水槽では、チドメグサも使用し、少し大型の葉が、雌雄間の争いのあと一方が身を寄せる場になり、個体同士の衝突の緩和に一役かう。フロッグピットの育生状態から水槽のコンディションの一端を把握でき、これは一側面だがバロメーターとして受け止めることもできる。




活着モノの育生状況は、こうした水槽ではあまり期待できない。多くのアピスト水槽では低KHで維持されることが多く、さらにはこうしたスポンジ水槽ではCO2添加は皆無。辛うじて生きながらえている状態と言える。ここではもっぱら流木以外の障害物としてとらえ、枯れていないことを確認する程度でよい。こうした活性の低い水草の導入時には、ここからコケが生え始めるので、ここは逆にコケの具合のバロメーターとして受け止めます。アピストが卵を産んだとき、その水槽の雰囲気はどんななのか、まっさらなコケなし状態では意外に産んではくれない。うっすらとコケの発生が見え始めたあとで、その一連の動作が始まることが多い。水槽全体のコケの程度、これも画像から知ることのできる貴重な情報のひとつとなります。




黄色い♀の画像。ではなくて、ここではスポンジの様子をチェック!
同時に、浮き草の根がわずかにここまで下りてきていることを見出せる。画像からの情報は実に多岐にわたります。




実はこの♂、12月の初産のあと、別水槽でストックしていました。親魚として再度活用しようと考えていたので、なんとか成長を抑える工夫をしておきました。雌雄サイズ差が大きくなりすぎると、少しあわせるのに苦労します。混泳水槽で、一番手にならないよう、複数のアピストのいる水槽でスタンバイしていました。あえてこのサカナの好みではない比較的低pHの水槽です。殺さず生かさず、こうしたワケです。




今日で二日目。流木をもたげてしっかり撮影。もちろんこの時、母親♀はあわてふためいています。状況を把握しておくことで、飼育者側の心の準備ができます。「昨日とさして変わらず卵は減っていない」この状況を確認できた。すると、ふ化までは順調にゆくであろうと、こうした予測も立てられる。そっと戻せば、なくなることはない。あるのかないのか分からない、産んでいるのかどうなのかが分からない。今後の方針を考え準備する段では、正確な状況を把握しておくことの方が重要なことしてとらえておく。ここでは可能な限り、毎回チェックする。昨日から今日、そして今日から明日、そこでの変化は水槽コンディションの変化を「線」で追うための格好の判断材料となる。




産卵より二日目、今日もしっかりプロットしてみる。30個ずつ色を変えている。よって画像からジャスト「160個」。昨日より1個減った。今回はそんな程度で推移していると知ることができる。現在の水槽コンディションの変化の波が、大幅に下向きではないことを示している。これもまた、あくまでもアピスト向きに判断してのこと。こうしてひとつずつ毎回毎回経験を積んでゆく。検証する、そしてその後の結果を見てゆく、実際に目の前で生じたこと、これは揺るぎない事実。そしてその事実の積み重ねで、傾向や習性などを見出してゆく。こんなささやかな経験の蓄積が、ふと気がつけば力になっている。




母親強し。今回この水槽では今のところ♂を受け入れている。状況が明日には変わる可能性もある。日々の観察が欠かせない時期だ。卵がなくなり、ダメになることもあり得る。そんな時は、水槽のコンディションがまだだったのだな、と素直に受け入れておく。そして同時に次回に備え今なせることを模索する。そう、2〜3週間後に必ず訪れる産卵のチャンスをあらためて迎えるために…。



今、An aquarium.の入り口すぐの水槽で展開されているアピスト水槽の様子です。ご来店時にこの水槽の様子を、今ならご覧になれます。お時間があればぜひご覧ください。仔取りのその様子を、水槽全体からの様子で把握することができます。みなさんの今後のご参考にご活用いただければ幸いです。






スタートよりひと月を超えた55キューブ水槽。いよいよ水面にトニナが到達してしまいました。


250wメタハラパワー。トニナをこの光量で育ててみたのは初めてですよ。この勢い、すごいモンですね。一気に水面に到達してしまいました。この傘のでかさは、この水槽が55キューブサイズであることを感じさせてはくれず、繊細さはみじんもなし、草の勢いのみになってしまった。パワーサンドの初期の効果も大きく、強い光量と相まってこんな様子になりました。どこまでのポテンシャルがあるのか、知るよいきっかけにもなりました。これからは数度のトリミングをくり返し、あらためて形を整えてゆきますね。
さてさて、実はこの水槽にはすでにアピストをたっぷり収容しております。気合いが入りすぎ、ブラインの量が多かった。カラムナリスっぽい状況を導いてしまいました。みなさま方には常々「エサの量は気をつけましょう!」と申しあげながら、恥ずかしながらわたくしもこんな調子です。感情が入ってしまい、いまだこうしてその時々の感情に負けています。ダメダメですよ。以後気をつけます。(笑)




先月ご紹介のサンプル♂だけのアピストです。やばい感じになってきましたが、いまだくる気配はない。このまま立ち消えになりそうで、とても残念です…。



ただいまネグロのシーズン終盤戦、まっただ中です。
ブラジルでのカーニバルの関係で2月下旬から荷物が止まっていたのがそろそろ復活する見込み。他に何が来るのか、まだはっきり見えませんが、今月中は少しご期待いただいてもよろしいかも知れません。




 3/3(土)

夕方6時、アカデミー音羽にて「
アピストハイレベルゼミ」、予定通りスタート。
今回はその会場潜入レポートを少し。

ハイレベルゼミ」ということで、いつものゼミでの『みなさまの立場での視点』から一転、『アピストの立場での視点』を強く意識してお話しさせていただきました。趣味の域を少し脱しての解説です。


水槽を増設することの必要性。これは都会の居住スペースを無視し、アピストを飼育することでの必要性、常に水槽に余裕が必要であること、とその理由・・・。

ああっ、今日はいつものエロメガネかけるの忘れてるよ。(笑笑)



「系統維持をする」というのは、どういう前提が必要なのか。仲間どおしの個体のやりとりが、系統維持につながるのか。それを前に、我々は最低限の準備としてどんなことが求められているのか、など。



ブリーディング、具体的な「数」をあげてのおはなし。産卵数とふ化した稚魚の数。ある種のバロメーターになります。高い値で維持できること、それが何よりの指標でしたね。



はたして、何本水槽が必要なのでしょうと、これにはみなさんたいへんお困り顔でした。わたしは極めて笑顔。なぜなら今回は、みなさま方の生活の中でのスペースに配慮することなく解説してもよい時間だったからですね。(笑)



冒頭から話が飛びました。そう、今回初登場「Ap. ザトウクジラ」のおはなしを皮切りに…。(笑)


ここで「
§2. 水槽コンディションの波(ハイレベル編)」まで順調に終えました。ここで前半部終了。
珍しく少し辛口な、少しハードな内容で、珍しく順調な時間配分。でもこちらからの要求がこれは高すぎますね。あたかも「プロブリーダーを目指す!」そんな視点に近かった。


わずかな休憩時間をはさんで、さっそく後半「§3. R/Oと水道水について」が始まる。通常の「アクアゼミ」とは、同じテーマでも指摘する視点がガラリと異なる。立ち位置が違うと、こうまで切り口が違って見える。必要なのか否か、これらの「水」の使い分けは具体的にはどうするのか、足し水はどちらがよいのか。「そうか、これしかないんだ…。」と、なぜそうであるのか、ここでほのかに見通しが明るくなる。自らの指向と現実のコストに照らしてみる。本当に自分にとって、そのサカナたちにとって必要なのか見えてくる。店頭で一般論として話している内容との差異、今日初めてその意味を知る。



今回も近隣の方々はもとより、「新幹線」で「あずさ」で、そして「遠方からお車」でのご参加者も見られました。お待ちかねの「ハイレベルゼミ」、昨年から振り返っただけでも、すでにこの場だけで25時間以上「お話し」していました。今回は過去に1度以上ゼミにご出席なされた方々がお集まりになり、お困り顔と笑顔がその内容から混在して見えました。
ちなみに今回のカメラマンは東武スタッフの成瀬。開始前に「D7」を手渡ししておきました。今回の画像は1枚をのぞき、すべて成瀬の撮影です。
ゼミのあと、ADAの天野氏のように激しくしかっておくのを失念しました。失敗です。(笑)



みなさんのまなざしが真剣です。空白のゼミパンフが、徐々に自分色に染まってゆきます。ハイレベルゼミ、サカナ向きで考えての視点。少しまた新たな視点で物事を考えてみる。『自分向き』って、なんなのだろうか。それを知るきっかけとして、今回の内容を反芻していただければこれまたナイスな機会になりました。









またたく間の3時間半。今日も「アピストバカ一代」、黒板を前におどってみました。なんでかわたくし、今回は終わったあとの疲労感が少ない。こりゃいいね、「ハイレベルゼミ」。(笑)

その訳は、きっとご参加いただいたみなさま方には気づかれてしまっているかも知れません・・・。




最後に、今回ゼミの「しとうメモ」、これは前半の1時間半での内容分です。たったこれだけのメモ、ってことは莫大に話がふくらんでいるわけです。これでも実はいつもより文字が多い。ハイレベルゼミにつき、多岐にわたるその内容を忘れぬようにと箇条書きに記しておきました。



ハイレベルゼミ」すなわち「アピスト視点偏重の解説」、ご参加いただいたみなさん、誠に誠にありがとうございました。これまで同様、今回の内容を土台にしての更なる疑問質問は、ご来店時やメールなどで、いつでもお気軽にお寄せください。結局のところ、「趣味で楽しむ」そんなところを強く意識できることで、ご自分の立ち位置が見えてくる、そんな視点を見出せたら今回のアクアゼミはある意味で成功です。そうです、楽しいかどうか、そのヒントとしてアクアゼミを上手くご活用いただければうれしく思います。




そしてさっそく「
3/20(祝)」次回の開催予告、「アクアゼミ アピスト編 vol.1」。本年のアピストゼミを「Q&A大会」ではじめたいと思います。こちらのお席はまだまだ余裕で空きがあります。初めてご参加の方もぜひともお越しください!!

2012 アクアリウムゼミナール(アピスト編 vol.1)
日 時
3月20日
9:00 〜 12:00
場 所
文京区 音羽アカデミー 1F 多目的ホール
テーマ
アピストグラマ Q&A大会
講 師
志藤 範行(An aquarium. 代表)
定 員
70名
参加費
¥2,000-
内 容

【講義内容(予定)】
 ・事前にお寄せいただいたQ&A
 ・会場でのQ&A
 ・その他


ちなみにこのゼミが終わると、その次は5〜6月の開催を目論んでいます。しばし間があいてしまいますので、よろしければこの開催の機会をお見逃しないようお願いいたします。


【ご参加への手順】

1. お電話 or メールにて仮予約を定員までお受けいたします。
2. 仮予約より1週間以内に店頭もしくは銀行振込にてご参加費のお支払い。
(→本予約 完了)
3. 事前に「質問」をお寄せください。2つまで、それぞれ200字以内にまとめてメール送信。
4. 当日、会場までご足労ください。


今回は2012年版の皮切りですので、ご質問の内容に制限はありません。日頃の疑問を思いの丈、お寄せください。アピストにまつわる内容であれば、なんでもお答えさせていただきます。今回は定員が70名ほどですので、すぐには埋まらないと思います。3/20のご都合がつきましたら、ここはぜひご参加ください。ご自分の質問と他のご参加者の質問で、日頃の悩みを一気に解決できます。特に初めてご参加なさる方や、始めて間もない方にとっても非常にオススメのアクアゼミです。

ご参加表明のあと、ご質問はゆっくりお考えいただきまして、

・今回のご質問を二項目にしぼり、箇条書き200字以内にまとめてメールにてお送りください!!

いただきました「ご質問」は、当日のゼミパンフに記載させていただきまして、ひとつひとつ細かに解説させていただきます。おそらくは、テーマや項目が多岐にわたることが予想されます。「新規の立ち上げ方」「受け入れ」「維持管理」「フィルターとろ材」「サカナの値段が決まるワケ」「アピストに向いた底床について」「水槽コンディションの受け取り方」「産卵後にしなければならないこと」「産ませるためには」「稚魚育成の秘訣」「産卵の周期」などなど。なんでもよいです!!

それでは、熱いあなたのご参加を心よりお待ちしています!!





実は「2/15」に、店頭入り口30キューブにて、カレイロが産卵していました。







この♀では初産です。昨年12月の時の♀とは別個体。ガラス正面に近い流木に産んでいました。「なんだここかよ!」という場所です。こうしたパターン、たいていなくなります。この時の産卵数は「87個」、前回12月での別の♀の時は150個以上産卵していましたので、「今回は少し少ないな!」とした面持ちでした。こうした印象の時って、間もなくなくなってしまうことが多いのですが、今回もそんなこんなで3日後ぐらいには雌雄ともに通常モードと普段の姿に戻っており、♀はしばし♂に追い立てられていました。
ここで何を為すかというと、次回に備えた下準備。必ずこうしたペア水槽では2〜3週間後に産卵がまた始まります。そのあとの水槽維持を考えて、今なせる管理をしておく期間ですね。今回この水槽では、水道水を多めに足しておきそれにより少しpHをあげておいた。浮き草とフロッグピットが順調に展開していたので、あとは時間の問題かと、こう判断しました。




そして本日、ご来店のお客さまが産卵しているのを発見なさいました。蛍光灯を増灯せずに撮影したこともあって、画像のオス色は飛んでいます。前回卵が消滅してからは、今日でほぼ2週間ほど経過しています。次の産卵時期がこの日だったわけですね。




今回は予想の場所に産卵しています。12月の時にねらった同じあの流木のあの場所です。今回は今回で、また一勝負!ということではありますが、たいてい思った場所に産んでくれたときはスムーズに事が運ぶことが多いものです。とは言え、今回でこの♀はまだ2回目の産卵なので、過大なる期待は抜きで今後の経緯を観察してゆきます。



今回見つけてくださったお客さまといっしょに、卵の数をさっそくしっかりチェックしています。とりあえずは十分な数を産んでいます。そして、今回もぬかりなくその数を数えます!!




こんな具合にして…。
単に色を変えて画像上でプロットしてゆくだけ。各カラーは30個単位にしました。つまり今回の産卵数は「161個」です。100を超えたら「90%以上」稚魚にすることが目標のひとつ。もう少し産卵数が少ないときは「95%以上」を目標にしたい。これは水槽コンディションを把握するための最も分かりやすいバロメーターのひとつになります。ここまでしっかり水槽コンディションをアピスト向きに整えてこられているのかを「この数字」で見出せます。減らないことがよい評価、そのまま事実を受け止めておきます。人の手でなせる行為は、この産卵
の維持管理しかありません。ゼミにご参加のみなさまはもうすでにお分かりですね。結果を受け止め冷静に判断する、この場ではすでに飼育者の手を離れてしまっていることを…。



「系統維持」を口にする前に、知らなければならないこと・マスターしておくべきことが、山積しています。今回のハイレベルゼミは、それを深く追求する内容が一部にありました。そう、次回以降の「ハイレベルゼミ」も、またお楽しみにお待ちください。さらに一歩踏み込んだ内容でしっかりお届けさせていただきたいと思います。




 3/2(金)

わずかにおさかな補充をいたしました。

・Ap. ノーベルティー【Peru便/WILD】・・・・・・・・・・・・・・先週便の補充です。4ペア追加
・Ap. カカトゥオイデス
【Peru便/WILD】
・・・・・・・・・・・・こちらもしっかり先週ネタの補充
・プラチナテトラオーロ
【Brazil便/WILD】
・・・・・・・・・・・・・・・・セレクトしてきています
・ジェリービーンテトラ "ギニア"
【Guinea便/WILD】
・・・・・・・・・久しぶりにお持ちしました
・ファイヤーレッドレインボー
【SingaPole便/Br.】
・・・・・多少守備範囲外(笑)。ただ、キレイです
・トーマシー(小さめ)





3/3」土曜日は、「ハイレベルゼミ」開催のため、夕方5時閉店となります。ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申しあげます。












【 ジェリービーンテトラ "Guinea" 】
10尾
¥2,800-
※ 総じて小さめです。落ち着くまでに数日。まだ痩せていますので少しお待ちください。












【 プラチナテトラオーロ "Sellected" 】
5尾
¥6,000-
※ ヒレ長♂のみ。














【 ファイヤーレッドレインボー 】
ペア
¥4,000-
※ 胸ビレの先がオレンジです。昨秋の新着種。.....



明日はアクアゼミ修了後にもお店を空けます。さまざまお楽しみください!!




 3/1(木)

昨日到着のビタエニ画像です。






















【 Ap. bitaeniata "Novo Araca" 】
ペア
¥15,000-
※ 小粒ですが、いけてますよ。いまなら将来のS-class候補が多数おります!!
数多の中からお選びいただけます。このアラサだけで現在15ペア以上あり。








あれから1年が過ぎようとしています。

あまりにも多くのことを考えさせられた1年でした。

これまでのこと、そしてこれからのこと。

できること、できないこと。

亡くなっていった人々のこと、いま生かされている人々のこと。

小さかった問題が大きく感じられ、大きいと思っていたものがあまりにも小さい、それを知る契機になった。

ヒトのことが少し見えるようにもなり、これまでの自分のことも少し知ることができるようにもなった。

ただこれは少しだけ、単にわずか半歩だけ前進しただけだ。


たかが熱帯魚屋が何ができるというのだ、そう、何もできやしない。

An aquarium.のこの1年も、そんなところから始まった1年だった。

幸か不幸か被災地が郷里であった。

実はまだ、あれからその地をたった一度も訪れてはいない。


そろそろもういいか。ここに来て今、ようやくそう思いはじめている…。





 

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